月刊バスケットボール8月号

男子日本代表は4Qでオーストラリアに逆転を許し、粘りを見せるも1点届かず

6月2223日の2日間、北海きたえーるにて開催されている「日本生命カップ2024 (北海道大会) 男子日本代表国際強化試合」。先に行われて2連勝を挙げた女子日本代表に続けと、22日、男子日本代表がオーストラリアとのGAME1に挑んだ。試合は最後の1秒まで勝負の分からない激闘となり、会場を真っ赤に染めた6,235人の観客も大いに盛り上がったが、8990で惜しくも敗れる結果となった。
 
先制点は#24ジョシュ・ホーキンソンのシュート。その後も#5河村勇輝のドライブや#6比江島慎の3Pシュートで日本が先行する。ベンチから入った#2富樫勇樹が短い間に2本の3Pシュートを決めると、#30富永啓生もディフェンスを揺さぶるステップバックスリーや速攻の3Pを射抜いて観客を沸かせ、1Qは2715と上々の立ち上がり。2Q、日本は引き続き#30富永がチームを引っ張るが、ターンオーバーやファウルもかさなり、4738とやや追い上げられる形で試合を折り返した。
 
3Q、#24ホーキンソンが3つ目のファウルを吹かれてベンチへ。その間にオーストラリアの#13サム・フロリングらにセカンドチャンスから得点され、追い上げられる。#91吉井裕鷹のフリースローや、再びコートに戻ってきた#24ホーキンソンのバスケットカウントなどで逆転はさせないが、リードは僅か3点に縮まって最終Qへ。
 
4Q、日本は#5河村のドライブ、スティールからの#18馬場の速攻などで対抗。それでも、残り7分を切って#40エライジャ・ペッパーの3Pシュートで逆転される。すぐさま#24ホーキンソンがバスケットカウントを獲得して再逆転するが、その後は互いにシュートを決め合い白熱したクロスゲームが続いた。そこから先に抜け出したのはオーストラリア。日本は4点ビハインドを負った残り3分、タイムアウトを挟み、#30富永と#24ホーキンソンをコートに戻して流れを変えようとする。
 
30富永のドライブや#91吉井の3Pシュートで追い上げる日本だが、激しいディフェンスが仇となって相手にフリースローを許す。ただ、#18馬場が果敢に攻めて残り53.7秒で2点差(8486)にし、さらに激しいダブルチームでオーストラリアのトラベリングを誘うなど粘りを見せる。残り27.1秒には富永がドライブでフリースローを獲得し、これをきっちり2本決めて同点に追い付いた。
 
この勝負どころ、会場が一体となり大きなディフェンスコールが巻き起こるものの、残り15秒で#8ミッチ・ノートンに痛恨の3Pシュートを決められる。#2富樫の3Pはリングに弾かれ、残り3秒、オーストラリアのフリースローで4点差に。ラストプレー、#2富樫がブザー直前に3Pを沈めたが、僅かに1点届かず。8990で悔しい逆転負けとなった。
 
31個のファウルを犯し、相手にオフェンスリバウンドに飛び込まれてセカンドチャンスから20失点するなど、課題も見えた日本。試合後、トム・ホーバスヘッドコーチは「悔しい試合でした。やりたかったことの遂行力や細かなところが足りなかったかなと思っています。でも試合後、選手たちに言ったのは、これはプレシーズンゲームのようなものだということ。当たり前に悔しいですが、新しいプレーも10個くらいトライしましたし、いろいろ勉強になりました」とコメント。悔しさはにじませつつ、パリ・オリンピックに向けて試行錯誤しながら多くの収穫を得たようだ。


明日のGAME2では、「今日使わなかった選手を使って見てみる」とホーバスヘッドコーチ。チームとしての形を模索しつつ、選手選考の面でもさまざまな選手の組み合わせを試していく構えだ。

 

写真/石塚康隆 取材・文/中村麻衣子(月刊バスケットボール)

 

 



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