月刊バスケットボール8月号

女子日本代表がオーストラリアに2連勝! MVPは各5本の3Pを決めた林咲希

北海きたえーる(北海道札幌市)に、女子オーストラリア代表を招いて開催された「三井不動産カップ2024 北海道大会女子日本代表国際強化試合」。前日のGAME1を9685で勝利した女子日本代表は、6月21日、2連勝を狙ってGAME2に挑んだ。


GAME1ではチームで20本の3Pシュートを決めた日本。この日は#3馬瓜ステファニーのドライブで先制し、#27林咲希の3Pシュートや#23山本麻衣のドライブ、#13町田瑠唯のアシストから#88赤穂ひまわりが速攻を決めるなど、内外バランス良く攻めていく。1Q終盤には、前日コンディション不良で不出場だった#18野口さくらが積極性を見せ、2719とリードして最初のQを終えた。

だが2Q、日本は#27林のディープスリーで先制するものの、以降は攻めあぐねて得点が停滞。ディフェンスでもファウルがかさんでしまい、インサイドやフリースローでコツコツ得点を重ねるオーストラリアに追い上げを許す。要所で#27林の3Pシュートや#30馬瓜エブリンのバスケットカウントが決まって逆転はさせないものの、前半残り2分でついに同点に。それでも、#18野口や#25内尾聡菜の攻防にわたる好活躍で譲らず、最後は#52宮澤夕貴の3Pシュートで締めて5043で試合を折り返した。

後半、逃げる日本とそれを追うオーストラリア。日本は序盤に#23山本、#27林が3Pシュートを決めて貯金を作るが、オーストラリアも#14マリアナ・トロらが高さを生かしてシュートをねじ込み、じわじわと点差を削っていく。日本はファウルが重なり激しくディフェンスできず、オフェンスでも24秒のショットクロックバイオレーションになるなど我慢の時間帯。ただ、その中でも#30馬瓜エブリンが3Pシュートやカットインで得点してオフェンスを引っ張り、ディフェンスではゾーンに変えて相手のミスを誘う。3Q終盤には#53宮澤が2本の3Pを決めて再び8点リードに広げ、7668で最終Qへ。

4Q、日本はゾーンディフェンスの穴を突かれて#15カイラ・ジョージらにインサイドを攻め込まれ、残り7分に#17エイミー・アットウェルの3Pシュートで2点差(8179)に迫られたところでタイムアウト。ただ、そこから#27林の3Pや#23山本のディープスリーで流れを引き寄せ、今度はオーストラリアにタイムアウトを取らせた。その後は一進一退が続いたが、日本は#3馬瓜ステファニーのバスケットカウントなどでリードを保ち、残り時間を凌ぐ。結局、9587で逃げ切った。

27個のファウルを犯してオーストラリアに25本のフリースローを決められた日本。また、トラップディフェンスを仕掛けた後のローテーションのずれからペイントエリアでの失点が重なり、苦しい時間帯も長かった。それでも3Pシュートを43.6%(1739本)の高確率で決め、FIBA世界ランキング3位の強豪相手に2連勝を挙げられたことは大きな手応え。北海道出身の#13町田や#75東藤なな子も好プレーで見せ場を作り、北海きたえーるの会場を大いに沸かせた。

2日間にわたる北海道大会のMVPを獲得したのは、GAME1、2ともに5本の3Pシュートを決めたキャプテンの#27林。「2日間、シュートにフォーカスしていたというよりは、自身の課題であるディフェンスをしっかりやろうと意識していて、その結果が3Pシュートにつながったのかなと思います。あとはやはり、選考会でもあるので、シューターとしての役割を全うしなければいけないという気持ちは練習からありました。気持ちのブレが、この2試合は少なかったです」と自身のプレーを振り返っていた。

 

写真/石塚康隆 取材・文/中村麻衣子(月刊バスケットボール)

 



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