月刊バスケットボール8月号

富永啓生が帰国会見、120%出し切って「日本のバスケの歴史を作りたい」

日本代表で歴史を作りたい


6月6日、ネブラスカ大を卒業した富永啓生がオンラインで2023-24シーズン帰国報告会見を実施。前日帰国したという富永は、日本代表としてオリンピックに臨み「世界トップのイベントで、これ以上ないものなので悔いのないようにやりたい」「日本のバスケの歴史を作りたい」と意気込みを語った。

ネブラスカ大でのレギュラーシーズン3年目、富永は開幕直前に左足首をねんざ。その影響もあって2試合に欠場したが、出場29試合すべてでスターターに。3年間でベストとなる14.6得点、2.3リバウンド、1.28アシストというアベレージをマークした。コーンハスカーズ(チーム名)としては、全米ランク1位だったパデュー大に勝利するなど見せ場を作ってカンファレンス3位(22勝9敗)でレギュラーシーズンを終了。続くビッグテン・カンファレンス・トーナメントでは準決勝で敗れたものの、推薦枠で10年ぶりのNCAAトーナメント出場を決めた。テキサスA&M大との大会初戦は83-98で敗戦となったが、活躍が認められたこともあって3ポイントチャンピオンシップに出場して見事優勝。さらにNCAAトーナメントのファイナル4フライデーで行われるNABCオールスターゲームにも選出されてプレーした。ネブラスカ大での3年間、渡米してからの5年間を振り返って富永は「簡単な道ではなかったです。5年間やって自分のためになりました。これからの人生においても成長させてもらった5年間になったと思います」と総括している。





そしてネブラスカ大を卒業した5月、富永はキングス、ブルズ、クリッパーズのワークアウトに参加。それについて聞かれると「自分のストロングポイントは出せたかなと思いますし、見せたいプレーはできたと思います。与えられた時間の中でやれることは、やって戻ってきました」と魅力を表現できたと回答。「すごくいい動きをしていたとたくさん言われました。ディフェンスの部分でレベルアップしたら、もっとよくなると言われました。オフェンスの部分ではいいことをフィードバックで言われました」と良い評価も得たと告白。また「7チームくらい」からワークアウトに声がかかっていたものの、日程の問題もあって3チームでの参加に留まったとも語った。



続いて、これからスタートする代表での活動について、「すごく楽しみにしています。(昨年のFIBAワールドカップで)歴史的出来事を成し遂げてから日本に帰ってきて、代表の選手たちとプレーするのは楽しみです。日本のバスケの歴史を作っていきたいとも思っていますし、昨年もそうでしたが自分たちができるバスケを100%やりきることで、結果を出せるかなと思うので120%出し切りたいと思います」と決意を語った。
「第一優先はNBA選手になること。あとは日本代表としてパリ五輪で日本の歴史を作れたらいいなと思っています」と言う富永だが、希望するNBA入りということを考えれば、当然アメリカに拠点を置く方がチャンスは広がる。それでも、「代表に専念しようと考えています。来季の所属先は決まっていないので、もちろんパリで活躍してチームからオファーをいただけたらいいなと思います」と代表で輝きを見せることでNBAへの道を切り開きたいと明かした。



文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

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