月刊バスケットボール8月号

Wリーグ

2024.04.13

富士通が優勝に王手、町田、宮澤、林で43得点をマーク[Wリーグプレーオフ・ファイナル]

デンソーは馬瓜がけん引するも競り負ける


4月13日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナで富士通レッドウェーブ対デンソー アイリスによるWリーグプレーオフ・ファイナル第1戦が行われた。富士通は2年ぶり6回目のファイナル進出、デンソーは6年ぶり3度目のファイナル進出となり、富士通は16年ぶり2回目のリーグ制覇を、デンソーは初優勝を懸けての戦いが幕を開けた。

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試合の出だし、デンソーは#0馬瓜エブリンが3Pシュートを決め、また積極的なディフェンスからボールを奪い得点につなげるなど、リードを奪う。一方、富士通は#52宮澤夕貴が3Pシュート、フリースローなどで加点し、試合を互角に戻すと、そこからは一進一退。1Qは16-16と両者譲らない展開となった。
2Qに入ると、#22中村優花の連続得点、#10町田瑠唯が立て続けに3本のジャンプシュートを沈めるなど、富士通が波に乗る。点差を広げられたくないデンソーは何とか付いていくが、大黒柱の#8髙田真希が3ファウルを記録するなど、やや後手に回る。それでも前半終了間際に#0馬瓜が3Pシュートを決め、32-36と4点のビハインドにとどめた。

写真/石塚康隆(月刊バスケットボール)
積極的にミドルレンジからシュートを放った#10町田瑠唯

後半に入っても、タフなディフェンスを見せる富士通は、そこからリズムをつかみ、#52宮澤のジャンプシュートが決まると42-32と2桁点差となる。そのまま10点前後の差で試合は進んでいくが、最終クォーターに入り、デンソーは#8髙田の3Pシュートが決まり追い上げムード。徐々に差を詰めるデンソーは、#0馬瓜が気持ちの強いプレーからフリースローを得て、ついに55-57と1ゴール差に詰め寄った。
富士通は突き放したい場面で、なかなか3Pシュートが決まらない状況だったが、ここから#7林咲希がドライブから得点を重ねるなど、デンソーに傾きかけた流れを断ち切る。残り2分28秒で、#8ジョシュア ンフォンノボン テミトペがゴール下を攻め込みバスケットカウントを奪うと、ファウルを吹かれたデンソーの#8髙田はファウルアウトに。結局この攻防が試合を決めた形となり、その後のデンソーの粘りを振り切り、富士通が64-57で逃げ切りを果たした。

写真/石塚康隆(月刊バスケットボール)
#0馬瓜エブリンは両チーム最多21得点をマーク

デンソーのヴラディミール・ヴクサノヴィッチHCは「富士通さんのアグレッシブさ、ゲームに臨む勇敢さに押されてしまった。我々ももっと勇敢に戦わなければ」と、戦術面の前に気持ちの強さで上回られたことを強調。他方、勝利したBT テーブスHCは「選手たちが試合の出だしで、メンタル面でどんなプレーをするか心配でしたが、それは大丈夫でした」と、いい形で試合に入れたと話す。
試合を通して3/17と3Pシュートが入らない中も「センターのディフェンスが下がっていたので、ガードが攻めていかないと」と#10町田は積極的にドライブからのプルアップジャンパーを放つなど15得点、#7林も「みんながアグレッシブに攻めていたので、私も積極的に行こう」と、得意の3Pシュートは1本の成功ながら14得点を記録し、強気に攻めたことが功を奏した試合となった。

「この1勝は大事だけど、1勝だけでは優勝できない」とテーブスHCが語ったように、明日の第2戦で、富士通は連勝を期し、デンソーは巻き返しを誓っている。
ファイナル第2戦は明日、4月14日(日) 14:00から、武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京都調布市西町290-11)で行われる。なお、NHK BSによりテレビ放送されるほか、バスケットLIVE (https://basketball.mb.softbank.jp/)でも配信される。

■主なスタッツ
富士通
#10町田 15得点7アシスト
#14林 14得点
#52宮澤 14得点
#8ジョシュア 9得点8リバウンド

デンソー
#0馬瓜 21得点7リバウド5アシスト
#88赤穂ひ 12得点9リバウンド
#8髙田 9得点

文/飯田康二(月刊バスケットボール)、写真/石塚康隆(月刊バスケットボール)

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