モラント、一昨年10代の少年を殴った事件で正当防衛と判決と報道
モラントの事件で正当防衛の判決と報道
2022年7月、ジャ・モラント(グリズリーズ)が自宅で10代の少年を殴ったという事件でテネシー州の判事が現地4月8日(日本時間9日)に正当防衛だったとする判決を下したとESPNが報じた。
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事件はピックアップ・ゲーム中に起きたとされていて、負けて興奮した当時17際のジョシュア・ホロウェイはチェックボールの状況でモラントにボールを投げつけ、さらに歩み寄った際にモラントがホロウェイを殴ったとされている。その殴打のあと、モラントの友人であるダボンテ・パックもホロウェイを殴打。パックについては軽犯罪で逮捕となり、ホロウェイ側からの告訴は後に棄却されている。
モラントに関しては、近年いくつもの騒動を起こしている。少年との騒動があった2022年にはメンフィスのショッピングモールで警備員を脅迫。さらにモラントの友人が試合後、ペイサーズのスタッフを威嚇している。さらにSNSで2度銃を見せつけたことで、今季25試合の出場停止処分を受けた。モラントはその処分後、9試合に出場しているが、1月に右肩を故障して手術。今季中の復帰は不可能と言われている。
今回の判決を受けて、少年側の弁護団は必要な措置を取るとESPNに語ったとされており、この騒動はまだ続くことになりそうだ。
文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)