月刊バスケットボール10月号

NCAA

2024.04.05

富永啓生が3ポイントシュート王者に!1回戦では圧巻の25点をマーク

ファーストラウンドでは何と4球しか外さず


現地4月4日(日本時間5日)、富永啓生(ネブラスカ大)は、3ポイントチャンピオンシップに出場。1回戦、準々決勝を勝ち抜いて決勝進出を果たすと、17点だったタイラー・トーマス(ホフストラ大)を抜く19点をマークして見事チャンピオンに輝いた。

【動画】富永啓生決勝の試技と喜びのコメントをチェック

フェニックスのグランドキャニオン大で行われた「第35回ステイトファーム・カレッジ・スラムダンク&3ポイントチャンピオンシップ」。3Pシュートコンテストは、両コーナー、両ウイング、トップと5つの場所に設置されたラックにある5球ずつを1分間の中で放ち、何ポイント(5球目は2ポイント)決めるかで争われた。第1ラウンド、富永はいきなりさすがのシュート力を見せつける。左コーナーからスタートすると各ラックで1球ずつしか失敗せず、最後のラックは5球すべてを決めて25ポイント。これには対戦相手から見事だとばかりに祝福を受けた。



続く準決勝でも24ポイントを決めて決勝に進むとタイラー・トーマスと対戦。先にチャレンジしたトーマスは17ポイントをマークし、富永の番へ。4つ目のラックを終了した時点で16ポイントとすると、最後のラックでは2球目、3球目、4球目を見事成功。これで19ポイントにすると、時間が余ったこともあって、一息ついてから最後のカラーボールを高い軌道で放ったがこれは外れてしまった。結果、19-17としてチャンピオンに輝いた。

富永は今夜行われる女子の3Pシュートコンテスト・チャンピオンと対戦することになっている。また現地時間の明日5日には、NCAAトーナメントのファイナル4フライデーで行われるNABCオールスターゲームにウエスト・オールスターズの一員として出場予定。大学のラストゲームでの活躍に期待である。





文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

PICK UP

RELATED