月刊バスケットボール6月号

NCAA

2024.04.04

富永啓生、NCAAファイナル4のオールスターゲームに選出

大学最後のゲームでの活躍に期待


4月3日、NCAAトーナメントのファイナル4フライデーで行われるNABCオールスターゲームに、富永啓生(ネブラスカ大4年)も出場することがわかった。試合はイースト・オースターズ対ウエスト・オールスターズで行われる。

【動画】富永啓生3P4本23得点と活躍したインディアナ大戦ハイライト

現地3月21日からスタートしたNCAAトーナメントもいよいよ準決勝、決勝を残すのみに。富永率いるネブラスカ大は10年ぶりのトーナメント出場を果たしたものの、初戦となるテキサスA&M大戦に83-98で敗戦。これで大学でのプレーは見納めかと思われたが、ファイナル4のタイミングでそのプレー姿が見られることになった。



アリゾナ州グレンデールのステートファーム・スタジアムで行われる今回のファイナル4は、現地4月6日に準決勝(パデュー大×ノースカロライナ州大、コネチカット大×アラバマ大)、現地8日に決勝を予定。現地4月4日に行われる3ポイント・チャンピオンシップに富永が出場することはすでに明らかになっていたが、今回、現地5日に行われるNABCオールスターゲームに出場することが決まったのだ。ネブラスカ大としては歴代8人目のオールスター出場者になるという。

ネブラスカ大でのレギュラーシーズン3年目、富永は開幕直前に左足首をねんざ。その影響もあって2試合に欠場したが、出場29試合すべてでスターターとなり、3年間でベストとなる14.6得点、2.3リバウンド、1.28アシストというアベレージをマークした。2月4日のイリノイ大戦では、3Pシュートを7本中5本を決めて3年間で自己最高となる31得点を記録。さらにレギュラーシーズン最終戦となるミシガン大戦でも3Pシュート 5/7と爆発し、30得点を挙げた。また敗れはしたがNCAAトーナメントのテキサスA&M大では、5本の3Pシュートを決めて21得点をマークした。

ファイナル4のコートで行われるオールスターゲームはそうは経験できるものではない。大学のラストゲームでの活躍に期待である。



<NABCオールスターゲームロスター>
■ディビジョンIイースト・オールスター
ジャミソン・バトル(オハイオ州大)
アイザイア・コザート(イースタン・ケンタッキー大)
ジャック・ゴーク(オークランド大)
ジョーダン・キング(リッチモンド大)
ジョシュ・オドゥロ(プロビデンス大)
クインシー・オリバリ(ゼイビア大)
ドリュー・ペンバー(ノースカロライナ大アッシュビル校)
クインテン・ポスト(ボストン・カレッジ)
タイラー・トーマス(ホフストラ大)
ジャーミール・ヤング(メリーランド大)

HC/グレッグ・カンペ(オークランド大)

■ディビジョンIウェスト・オールスターズ
ブランデン・カールソン(ユタ州大)
アイザイア・クロフォード(ルイジアナ工科大)
ショーン・イーストII(ミズーリ大)
ジェシー・エドワーズ(ウエストバージニア大)
エンリケ・フリーマン(アクロン大)
ジャレン・ハウス(ニューメキシコ州大)
アイザック・ジョーンズ(ワシントン州大)
ゲイブ・マグロサン(グランドキャニオン大)
イライジャ・ペッパー(ノースカロライナ大デービス校)
タイラー・ペリー(カンザス州大)
富永啓生(ネブラスカ州大)

HC/スティーブ・ラビン(サンディエゴ大)






文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

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