月刊バスケットボール6月号

[全国ミニバス] 大阪・沢池クラブが4Q流れを掴み、ディフェンス合戦を制す


好守を見せた和木だが、4Qシュートが決まらず


3月28日、「第55回全国ミニバスケットボール大会」女子第5試合で和木(山口)と沢池クラブ(大阪)が対戦。ディフェンスが目立つロースコアゲームとなったが、4Q流れを掴んだ沢池クラブが23-15で勝利した。

沢池クラブは、巧みなハンドリングを見せる#4高木優月がフリースローでまず得点。和木は、直後の攻撃で#6篠原愛奈がミドルシュートを決め返す。その後、沢池クラブはインサイドに入れて得点を狙っていったが、和木はゴール下をしっかり守って得点を許さない。逆にパスを回してドライブを仕掛けていった和木もシュートが決まらず。和木は#7中垣葵が、沢池クラブは#6森春菜がフリースローを1本ずつ成功させたが、1Qは3-3で終えた。2Qに入ってもディフェンスが目立つ展開に。その中で和木は、#5竹本月愛、#4清水明莉が思い切りよくロングシュートを決め、9-6で2Qを終えた。





ハーフタイム中、松下明夫ヘッドコーチから指示を受けていた沢池クラブは3Qに入ると緩急をうまく使ってオフェンス。オープンを作ってシュートを放っていくと、#7佐々木友梨がバンクショットを成功。さらに#6森、#4高木のフリースローで10-9と逆転する。それでも和木も再度集中を高めて追いつき13-13とし、4Q勝負に持ち込んだ。
4Q沢池クラブが先に得点すると#5松岡咲和が技ありのレイアップ、#7佐々木もゴール近くで決めて19-13とする。なかなかインサイドに入れない和木は#7中垣が右コーナーからロングシュートを成功させたが、沢池クラブはすぐに#5松岡がスピードで振り切ってレイアップを決める。タイムアウトを取って阿部純一ヘッドコーチが指示を受けた和木は、ドライブからのキックアウトでシュート機会を作っていったが、ことごとくシュートはリムに嫌われてしまった。結局、沢池クラブが23-15でロースコアゲームを制した。



<第55回マクドナルド全国ミニバスケットボール大会>
[日程] 2024年3月28日(木)~3月31日(日)[女子:3月28日(木)~29日(金)、男子:3月30日(土)~31日(日)]
[会場]国立代々木競技場第一体育館(A〜Dコート)・第二体育館(E・Fコート):東京都渋谷区神南2-1-1 ※無料有観客開催
[大会方式]リーグ戦(各チーム2日間で3ゲーム実施)※優勝は決めない交歓大会。 ※実施委員会による責任抽選により男女共に3チームは4試合にて実施する


文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

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