月刊バスケットボール6月号

[全国ミニバス] 埼玉・所沢泉ドルフィンズが後半流れを掴んで勝利、山形余目女子スポーツ少年団を下す



互いにシュート力を披露した試合に


3月28日、「第55回全国ミニバスケットボール大会」Eコート第3試合で所沢泉ドルフィンズ(埼玉)と余目女子スポーツ少年団(山形)が対戦。拮抗したスタートとなったが、後半流れを掴んだ所沢泉ドルフィンズが73-43で勝利した。

開始からアップテンポな展開になった。所沢泉は#10平川柚寧がミドルシュートで先制すると、#13平川詩乃もロングシュートを見事に決める。対する余目女子は右45度から#4佐藤優歩がロングシュートで初得点すると、164cm#5成澤暘帆がリバウンド力を披露して追加点。その後は、互いに好ディフェンスも披露するなど見応えある攻防が展開された。終了間際、所沢泉は#5新井花梨がゴール下で得点。12-10というスタートになる。 2Qに入っても走って早い展開を作ろうとする両者。余目女子は、#10齋藤笑菜がプルアップジャンパーで、#6齋藤心はゴールにアタックして得点するが、所沢泉は#9仲野愛彩がゴール下で得点を防ぎ、#4高橋望乃が着実に得点。少しずつ点差を広げて29-23でハーフタイムを迎えた。



後半に入ると流れは所沢泉へ。#9仲野が攻防で存在感を発揮すると、#8柏村芽依、#7川村千愛、#10平川(柚)が確かなシュート力を見せて一気に引き離す。余目女子は#7佐藤紗良が速攻で得点。#6齋藤(心)、#5成澤(暘)もゴール下で得点したが、手数で勝る所沢泉は3Qだけで22得点。51-33として4Qを迎えた。何とか流れを変えたい余目女子は、好ディフェンスから#10齋藤(笑) 、#7佐藤(紗)、#4佐藤(優)が得点につなげる。“最後まで頑張ろう”というベンチの声を受けて必死のプレーを見せたが、所沢泉のフェオンスは4Qに入ってもリズムが狂わず。所沢泉が73-43で勝利した。敗れはしたものの、余目女子もシュート力を見せた試合だった。



<第55回マクドナルド全国ミニバスケットボール大会>
[日程] 2024年3月28日(木)~3月31日(日)[女子:3月28日(木)~29日(金)、男子:3月30日(土)~31日(日)]
[会場]国立代々木競技場第一体育館(A〜Dコート)・第二体育館(E・Fコート):東京都渋谷区神南2-1-1 ※無料有観客開催
[大会方式]リーグ戦(各チーム2日間で3ゲーム実施)※優勝は決めない交歓大会。 ※実施委員会による責任抽選により男女共に3チームは4試合にて実施する




文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

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