月刊バスケットボール6月号

Bリーグ

2024.03.21

Bリーグがクラブライセンス 第1回判定結果を発表、B1では2クラブが継続審議に

クラブライセンス 第1回判定結果を明らかに


3月19日、Bリーグ(公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ)は来シーズンに向けたクラブライセンス 第1回判定結果を明らかにした。判定は今回と来月の2回にわたって行われる。Bリーグのクラブライセンスは、安定的・持続的な成長と発展、育成、施面、選手環境などをプロリーグとしてふさわしい水準に保つために定められており、B1 ライセンス、B2 ライセンスがある。

【表】B1、B2、B3のライセンス交付状況をチェック

今シーズン、B1リーグに所属しているクラブの中で、今回の判定で継続審議となったのが三遠ネオフェニックスとファイティングイーグルス名古屋の2クラブ。その他のクラブはB1ライセンスの交付が決定した。三遠は財務基準、FE名古屋は施設基準に充足しているかどうかを継続して審議されることになった。



また、筆頭株主の破綻により、クラブ経営に深刻な影響を及ぼしているB2の青森ワッツなど、現B2所属クラブでは、山形ワイヴァンズ、神戸ストークス(B1ライセンスを申請)、バンビシャス奈良が、現B3所属ではアースフレンズ東京Z、トライフープ岡山、山口パッツファイブが継続審議となり、B1~B3まで全9クラブが第1回判定では申請ライセンスを認定されなかった。来シーズンに向けては、今季の成績により昇降格が行われるが、B1、B2とそれぞれのライセンスがなければ、昇格圏内にあっても昇格することはできない。

Bリーグの島田慎二チェアマンは、経営状況が不安視される青森ワッツなどについて「クラブ経営の健全性に向けて、でき得るサポートを続けていく」と話しつつ、全体として各クラブの状況は「良好」とし、“B.革新”と銘打ったBリーグの構造改革に向けて、Bプレミアの基準をクリアするクラブは「多ければ23クラブになる可能性も」と見通しを語った。




文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

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