月刊バスケットボール10月号

NCAA

2024.03.17

富永啓生18得点もネブラスカ大は逆転負け、決勝進出ならず

NCAAトーナメント出場は推薦を待つことに


現地3月16日(日本時間17日)、ビッグ10カンファレンス・トーナメント(ミネソタ・ターゲットセンター)準決勝で、#30富永啓生所属の第3シードのネブラスカ大は、レギュラーシーズンでは84-87で敗れた第2シードのイリノイ大と対戦。51-40でハーフタイムを迎えたが、後半に逆転を許して87-98で敗戦。ネブラスカ大のNCAAトーナメント出場は推薦を待つことになった。#30富永は29分出場で18得点(3Pシュート2本成功)、6リバウンド、2アシストというスタッツだった。

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前日行われた準々決勝、#30富永は3Pシュート4本成功で23得点をマーク。第6シード、インディアナ大に93-66で快勝したネブラスカ大。試合開始直後、#51リンク・マストがプルアップジャンパー、3Pシュートを立て続けに叩き込む。残り18分、#30富永はフローターを放ったが、これはリングに弾かれてしまった。その後、3Pシュートも放つがこれも決まらず。それでも#51マスト、#3ブライス・ウイリアムズ、#4ジュワン・ゲイリーが追加点。リードを作ろうとするが、イリノイ大のシュートも決まって引き離せない。12-12、残り14分40秒で#30富永は一旦ベンチに下がった。



その間、開始からシュートが好調な#51マストが2本の3Pシュートを成功。20-14とネブラスカ大が6点差を作る。ここで#30富永がコートに戻ると残り10分にレイアップで初得点を奪取。そして残り9分、左ウイングからこの日初の3Pシュートを成功。31-23とする。前半終盤、ディフェンス強度を高めたネブラスカ大は残り4分半に40-30とリードを2桁差に広げると、そのままキープして51-40としてハーフタイムを迎えた。#30富永は前半5得点だったが、オフェンス・ファウルを引き出すなどディフェンスでも貢献した。

後半開始からコートに立った#30富永は残り19分、ターンアラウンド・シュートを成功。しかし、これ以上離されたくないイリノイ大のディフェンスが引き締まり、ズレが作れず。ネブラスカ大の得点が止まると、フリースローでこつこつと返されて残り14分には57-52と詰められてしまう。
残り16分、ベンチに下がっていた#30富永はコートに復帰。すると残り13分、ドライブからレイアップを決めてネブラスカ大にとって3分ぶりのポイントを奪うと、さらにシューティングファウルをもらってフリースローを2本きっちり決める。そして残り10分40秒、3Pシュートを成功。苦しい時間帯で得点源となる。しかし、イリノイ大も着実に追随。残り10分を切ったところで66-65と1点差にされる。ここで#30富永のジャンパーが飛び出したが、残り8分を切ったところで70-73とされてしまう。

ネブラスカ大は#3ブライス・ウリアイムズの3Pシュートで点差を詰めたが、イリノイ大のオフェンスを止められない。じりじりとリードを広げられ、残り5分半で73-82となる。残り4分半、#30富永は右ウイングから3Pシュートを放ったが決まらず。残り3分半には10点差にされてしまう。その後、15点差まで広げられるとネブラスカ大は#3ウイリアムズの3Pシュート、3Pプレーなどで9点差まで縮める。残り54秒には#30富永もゴール下で得点。さらに#53ジョサイア・アリックのプットバック、#1サム・ホイバーグの速攻など最後まで攻めたものの、追いつくことはできず。87-98で敗戦。ネブラスカ大のNCAAトーナメント出場は推薦されるかどうかで決まる。#30富永は29分出場で18得点(3Pシュート2本成功)、6リバウンド、2アシストというスタッツだった。



<ビッグ10カンファレンス・トーナメント試合予定・結果>
※試合予定時間はアメリカ中部時間(日本との時差は14時間)
■現地3月13日(水)[第1ラウンド]
・第1戦#12メリーランド大 65-51 #13ラトガーズ大
・第2戦#11ペンシルベニア州大 66-57 #14ミシガン大
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■現地3月14日(木)[第2ラウンド]
・第3戦 #8ミシガン州大 77-67 #9ミネソタ大
・第4戦 #5ウィスコンシン大 87-56 #12メリーランド大
・第5戦 #10オハイオ州大 90-78 #7アイオワ大 
・第6戦 #6インディアナ大 61-59 #11ペンシルベニア州大
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■現地3月15日金曜日[準々決勝]
・第7戦 #1パデュー大 67-62 #8ミシガン州大
・第8戦 #5ウィスコンシン大 70-61 #4ノースウエスタン大
・第9戦 #2イリノイ大 77-74 #10オハイオ州大
・第10戦 #3ネブラスカ大 93-66 #6インディアナ大 87-98
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■現地3月16日土曜日[準決勝]
・第11戦 #5ウィスコンシン大 76-75 #1パデュー大
・第12戦 #2イリノイ大 98-87 #3ネブラスカ大
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■現地3月17日日曜日[決勝]
・第13戦(#5ウィスコンシン大×#2イリノイ大)PM2:30PM
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文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: 富永啓生

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