月刊バスケットボール6月号

NBA

2024.01.29

フィル・ジャクソン元HCがブルズの選手やコーチと会談、ジョーダンとコービーにも言及

ジャクソントと共に優勝を勝ち取ったジョーダン(写真右)とブライアント(写真左)

ジャクソン元HCがMJ&コービーに言及


フィル・ジャクソンと現ブルズのビリー・ドノバンヘッドコーチと選手たちが先週金曜日に会談したと1月28日にシカゴ各紙が伝えている。ジャクソンはHCとして1990年代にマイケル・ジョーダンやスコッティー・ピペンらと共にブルズで6度優勝。2000年からはコービー・ブライアントらと共にレイカーズで5度優勝に導いているレジェンドコーチである。

【動画】ブルズが公開したジャクソンと選手たちの会談の様子を見る

今回の会談はジャクソンのアスレチックトレーナーを務めていて、現在ブルズのパフォーマンス・ヘルスディレクターであるチップ・シェーファーが間に立って実現したもので、当初はリング・オブ・オナー・フェスティバルのためジャクソンがユナイテッドセンターに訪れた現地1月12日に予定されていたが、吹雪のために中止に。それが今回、ロサンゼルスにあるジャクソンの自宅で実現となったのだという。



興味深いのはコビー・ホワイトの話だ。彼はジャクソンの選手として活躍したジョーダンとブライアントの違いについて質問。ホワイトは「彼が主に言ったのは、コービーにはなかった良心がジョーダンにはあったということ。MJの場合は、『試合後にフィールドゴール成功率が50%を割っていたら、ちょっとがっかりする。一方で、コービーは25本中7本成功でも気にしなかった』と言っていた」という。

ジャクソンがブルズを去ってから昨季で25年が経過。その間にプレーオフには12回進出し、カンファレンス・ファイナル1回、同セミファイナル3回を経験しているが、ここ5年でプレーオフ進出は一昨季のみ(1回戦敗退)となっている。今季は現地1月28日終了時点でイースタン・カンファレンス9位(22勝25敗/セントラル・ディビジョン4位)とプレーイン・トーナメント圏内にいる。ジャクソンの話から何かヒントは得られたのか。今後のブルズの戦いにも注目したい。





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