月刊バスケットボール6月号

Bリーグ

2024.01.18

相楽伊織のバスケ大好記⑥「群馬、琉球、SR渋谷、北海道。現地観戦だからこそ分かったこと」

年末年始もバスケを現地観戦


こんにちは。相楽伊織です。
2024年が始まってもう半月以上になりますね。年末年始は何かと慌ただしいものですが、そんな中でもバスケ大好きの私は12月23日の群馬×琉球(80‐71)@オープンハウスアリーナ太田、1月6日のSR渋谷×北海道(74‐73)@青山学院記念館を現地観戦しました。

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バスケを見るには最高のオープンハウスアリーナ太田


まず、オープンハウスアリーナ太田(オプアリ)に行ったのは初めてだったので、新アリーナの感想を書きたいと思います。
何といっても良かったのが、席が座りやすかったこと。そしてコートと観客席を分ける照明が絶妙で、まるでコートが浮かび上がっているみたい! 2階席からでも選手たちの動きをしっかり目で追うことができました。
またコート上にあるセンタービジョンが本当に大きくて、リプレイが流れたときの見やすさは抜群。さらに、音響もすごかったですね。オフェンスとディフェンスで切り替わる音にライブ感があって、試合を盛り上げる空間づくりをしているんだな、と感心してしまいました。群馬のユニフォームもよりカッコよく見えました(笑)。
加えて会場の外にはたくさんの屋台が出ていて、まるでマルシェのよう。とてもワクワクすることができました。




注目したのはポイントガード、コー・フリッピン(群馬)と岸本隆一(琉球)は昨季チームメイトです


群馬の並里成選手

群馬×琉球で注目したのはポイントガード(PG)です。群馬のコー・フリッピン選手、並里成選手、そして琉球の岸本隆一選手は、PGとしてゲームをコントロールしたりパスを供給するだけでなく、自ら点を取ってしまう能力も高くて見ていて本当に楽しかったです。
フリッピン選手はダンクするくらい身体能力が高く、並里選手はドリブルスキルとスピードを生かしてリングにアタックすることができます。岸本選手には3Pシュートがあります。NBAではステフィン・カリー(ウォリアーズ)やルカ・ドンチッチ(マーベリックス)、Bリーグでも富樫勇樹選手(千葉J)や河村勇輝選手(横浜BC)など点取り屋のポイントガードが増えてきているので、今後も自ら得点できるPGが試合のカギを握るのだと思いました。

群馬については、これまでゴール下の大黒柱はトレイ・ジョーンズ選手というイメージだったのですが、私が見た試合ではケーレブ・ターズースキー選手が存在感を見せていました。並里選手とのコンビプレーも良くて、後半戦のキーマンになるような予感がします。

琉球は、岸本選手とジャック・クーリー選手のホットラインが見事でした。お互いのことをよく知っているためか、すごくかみ合っていました。
また、植松義也選手(25歳)と牧隼利選手(26歳)といった中堅になっていくべき選手のポテンシャルも感じました。植松選手は圧倒的にディフェンスが強く、牧選手は何でもできるオールラウンダー。例えば植松選手には3Pなどのオフェンス力、牧選手にはさらなる積極性が加わればチームに大きな貢献ができる選手になれるはず。私と同年代ということもあるので、期待しています。
そういえば、この群馬×琉球の入場者数は公式発表で5241人。満員でしたが、琉球のブースターが多かったのにもビックリ!強いチームはブースターも熱いんですね。



私的に嬉しかったのはベンドラメ選手と関野選手の1on1


SR渋谷×北海道で気付いたのは、SR渋谷がタイムシェアをするようになっていたこと。前回のバスケ大好記⑤で「タイムシェアをしていないので大丈夫かな?」ということを書きましたが、1月6日の試合ではスタメンではない小島元基選手と津屋一球選手が10分以上出場。中でも小島選手は粘り強いディフェンスでしっかり貢献していたのが印象に残りました。


ベンドラメ礼生選手と元SR渋谷の関野剛平選手の1on1、私的に本当にうれしかったです

対戦という面では、ベンドラメ礼生選手と元SR渋谷の関野剛平選手の1on1を見ることができたのが、私的に本当にうれしかったです。関野選手がベンドラメ選手からオフェンスファウルをもらったときにガッツポーズしたのを見て、『この2人の熱さがいいな』と思いました。

北海道で気になったのは寺園脩斗選手とトーマス・ウェルシュ選手です。
寺園選手は前半あまり目立たなかったのですが、後半に入ってかなりスピードが上がって、パスだけでなく自らもアタックするなどすごい存在感でした。
ウェルシュ選手は、オフェンス&ディフェンスでのリバウンド、そしてポストプレーでの得点と本当にゴール下が強かったです。

そうそう、この日はジョシュ・ホーキンソン選手のご両親が観戦されていて、父ネルズさんが前半のオフィシャルタイムアウトでサンディーと一緒に『マツケンサンバ』を披露。かつらを被って金ピカの衣装を着てノリノリだったので、会場も大盛り上がりでした。
そしてホーキンソン選手は、試合後のインタビューを流暢な日本語で答えていました。試合でも攻守で大活躍でしたが、日本語もどんどん上達するなど進化が止まりませんね。


ホーキンス選手のお父さんであるネルズさんがサンディーと一緒に『マツケンサンバ』を披露してくれました

こうして年末、年始もバスケ観戦を堪能しましたが、今、気になっているのは三遠です。1月17日の試合終了時点で24勝4敗の中地区首位。元SR渋谷の山内盛久選手や、以前から気になっていた佐々木隆成選手のことを現地で見てみたいと思っています。
あと2月はFIBAアジアカップ2025の予選2試合が有明コロシアムで行われますね。日本代表の試合もチェックしていきたいと思っています。



Profile
相楽伊織 Iori Sagara
1997年11月26日、血液型0型 出身地:埼玉県出身、身長:164cm
2013年乃木坂46の2期生として加入。 愛称は「いおり」「いおちん」。特技はバスケ、ジャグリング。学校の都合で1年遅れて同期生に合流。2018年7月に卒業し、現在はファッショ ンモデルや女優として活動。 2020年にBリーグ「サンロッカーズ渋谷」チームナビゲーターに就任。バスケットボールの魅力をSNSでも発信している。
[Instagram] https://www.instagram.com/_iorisagara264_/
[X] https://twitter.com/1126iorisagara





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