月刊バスケットボール6月号

Bリーグ

2024.01.11

千葉Jが6戦全勝でファイナル4へ、西村が3P8発24得点で牽引![EASL/バスケ]

写真は1月6日京都戦のもの

千葉Jが新たな冠に向けて一歩前進


1月10日、EASL(東アジアスーパーリーグ)2023-24シーズン、5連勝でグループA 1位に立つ千葉ジェッツはホームで安養正官庄レッドブースターズ(韓国)と対戦し、115-98で勝利。グループA6戦全勝、1位でファイナルフォー(2024年3月8日~10日)進出を決めた。

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EASL は2025年までに世界トップ3のプロバスケットボールリーグになるというビジョンを持つリーグ。第1回大会となる前回大会ではBリーグから宇都宮と琉球が出場し、韓国、フィリピン、チャイニーズ・タイペイの優勝チームなど合計8チームが参戦。結果、安養正官庄が初代王者に輝いている。2023-24シーズンは出場8チームが2つのグループに分かれてホーム&アウェーで対戦し、各グループ上位2チームがファイナル4に進む。



安養正官庄は昨季、EASLに加えてレギュラーシーズン、プレーオフと3冠を達成しているチーム。昨年12月10日のアウェイゲームでは千葉Jが102-69で勝利している。昨日の試合では、#11西村文男、#12金近廉、#10ゼイビア・クックス、#33ジョン・ムーニー、#50アイラ・ブラウンがスターターに。#2富樫は1月6日、7日の京都戦に続いての先発にならず。さらに1月6日の試合で左膝内側側副靱帯損傷・関節包損傷となった#13大倉颯太も欠場しており、バックコート陣に不安がある中で試合を迎えた。

前回ホームで大敗を喫している安養正官庄は#14ロバート・カーターJr.の3Pシュートが当たって千葉Jは前半50-55とリードを奪われてしまう。しかし、3Q千葉Jのオフェンスが勢いに乗る。開始2分で#11西村の3Pシュート2本、#12金近が3Pプレーに3Pシュートを決めるなどで13-2のランを作って逆転すると36-19というビッグクォーターを作って83-75で3Qを終了。4Q集中力が落ちてきた相手に対して、変わらぬプレーを見せた千葉Jが115-98で勝利。グループA6連勝で1位通過し、ファイナル4進出を決めた。



立て役者は#11西村だ。この試合では、3Pシュート8本成功で24得点を記録。いずれもBリーグでの自己最高記録を塗り替える数字である。また千葉Jは#10クックスが26得点12リバウンド7アシスト、#33ムーニーが21得点11リバウンドと2人がダブルダブルをマーク。さらに3Pシュート5本成功の#12金近が23得点、#3小川が10得点を記録している。

グループBに所属する琉球は昨日、敵地でニュー台北キングスと対戦して63-67で惜敗。2勝3敗となって3位となった。2位ソウルSKナイツ(2勝2敗)の残り2試合の結果次第では、まだファイナル4進出の可能性は残されている。いずれにせよ1月24日のホームでのニュー台北戦で勝利することが絶対条件になる。



文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: 千葉ジェッツ EASL

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