月刊バスケットボール6月号

中学(U15)

2024.01.06

【Jr.ウインターカップ2023-24】女子・四日市メリノール学院中がEarnest の猛追を振り切って8強進出



Earnestは4Q2点差に迫ったが捕らえきれず


1月6日、「京王 Jr.ウインターカップ2023-24 2023年度第4回全国U15バスケットボール選手権大会」女子3回戦で前回大会および香川全中ベスト4の四日市メリノール学院中(三重)とEarnest(宮城)が対戦。四日市メリノール学院中が最大18点差を付けたが、後半Earnestが猛追。4Q終盤には2点差まで迫ったが逆転はできず。四日市メリノール学院中が57-51で逃げ切って4大会連続のベスト8進出。本日第5試合(15:30開始予定)で行われる女子準々決勝に駒を進めた。



【Jr.ウインターカップ2023-24】特設ページ(日程・出場校&選手名鑑・トーナメント表)


先制したのはEarnest。#8守屋舞音がドライブを仕掛けるとオープンとなった#7山内彩花里にパスして得点。さらにキャプテンの#4小山和花奈がフィールドゴールを決める。しかし、四日市メリノール学院中は、#4中嶋とわキャプテンがシュートを決めていく。その後はディフェンスが目立つ展開となるが、Earnestは#18保科星のフリースロー、#4小山の3Pシュートで得点。わずかにリードを奪ったが、四日市メリノール学院中は#5垣内優希奈の速攻で差を詰めると#15小野寺瑠花にバンクショット3P、ロング2Pと距離のあるシュートを連続で決め、15-10で1Qを終える。

共にオープンの選手を作って3Pシュートを放っていくが2Q開始2分得点につながらず。先に流れを掴んだのは四日市メリノール学院中。#4中嶋のフリースローに続いて#5垣内、#8西山日葵が得点し、じりじりとリードを広げていく。
積極的にゴールにアタックしていくEarnestだが、ターンオーバーも出て2Qの得点は#10森愛鈴のフリースロー、#11眞山奈菜、#4小山のミドルジャンパーだけに。終盤、#9戸田宇美の3Pシュートなどでさらに追加点を奪った四日市メリノール学院中が2Qだけで11点のリードを作り、32-16でハーフタイムを迎えた。


Earnestのキャプテン#4小山和花奈

しかし後半に入るとEarnestが本来の力を発揮し始める。3Q、まず#18保科が3Pプレーに早い展開からのレイアップと連続得点。ルーズボールにも身を投げ出して奪うなど、チームとしていいプレーを見せる。対する四日市メリノール学院中は#8西山日葵が3Pシュートを連発。簡単に点差を縮めさせなかったが、ベンチから“流れ持って来い”と応援コールがかかったEarnestは#7山内がフリースローで、#8守屋が3Pシュートで、#5岸辺倖采がスピンムーブからのジャンパーで得点。残り3分強、#12太宰実里の得点で33-42と1桁差まで縮める。Earnestはさらに#5岸辺がペイントエリアから決めて7点差にしたが、四日市メリノール学院中は終了間際に、#8西山が3Q4本目の3Pシュートを成功。47-35と2桁差に戻して4Qを迎えた。

それでもEarnest の流れは変わらず。4Q、#18保科、#12太宰の得点で残り5分で8点差とすると残り3分半、#4小山の3Pシュートで45-50に。四日市メリノール学院中は#4中嶋のフリースローで追加点を奪うと、逃げ切ろうと時間を使って攻めていく。
しかし、Earnest は残り2分を切ったところで#4小山が3Pシュートを射抜いて4点差に。四日市メリノール学院中はここで#6伊藤がフリースロー1本を沈めたものの、Earnestはすぐに#7山内のフリースローで49-53にする。Earnest はさらに残り40秒に#18保科がリバウンドから決めて2点差としたが、四日市メリノール学院中は残り21.7秒、#5垣内がフリースローで大きな2点を獲得。2ポゼッション差となって万事休す。タイムアウトを取って最後まで得点を狙ったEarnestだったが、四日市メリノール学院中が57-51で逃げ切ってベスト8に。四日市メリノール学院中は#8西山が3Pシュート5本を決めて17得点、#4中嶋が11得点7アシストをマーク。Earnestは#4小山が14得点、#18保科が11得点7リバウンドでチームを引っ張った。リバウンドではEarnestが43-34とリードしたが、ターンオーバーは四日市メリノール学院中より9本多い20本となっている。

四日市メリノール学院中は本日第5試合(15:30開始予定)で行われる女子準々決勝では、NORD BREZZA U15(北海道)と対戦する。


3Pシュート5本を決めて17得点を奪った四日市メリノール学院中#8西山日葵





京王 Jr.ウインターカップ2023-24 
大会正式名称:2023年度第4回全国U15バスケットボール選手権大会/U15 JAPAN BASKETBALL CHAMPIONSHIP 
■開催期日:2024年1月4日(木)〜8日(月・祝)
■会場:武蔵野の森総合スポーツプラザ (東京都調布市西町290-11) 
■出場校:男女各52チーム、計104チーム (予定) 
■大会方式:トーナメント戦によるノックアウト方式 
■放送・配信:試合ライブ配信予定、バスケットLIVE:https://stn.mb.softbank.jp/y1j4h

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