月刊バスケットボール6月号

中学(U15)

2024.01.05

【Jr.ウインターカップ2023-24】全中女王・京都精華学園中、攻防が噛み合い2冠に向けて好発進



内外で得点を重ねて京都精華学園中が16強進出


1月5日、「京王 Jr.ウインターカップ2023-24 2023年度第4回全国U15バスケットボール選手権大会」女子2回戦、香川全中2023覇者で昨年準優勝の京都精華学園中(京都)とボンズ茨城(茨城)が対戦。7-0というスタートを切った京都精華学園中はその後も着実に得点を重ねて72-39で勝利し、3回戦に駒を進めた。


【Jr.ウインターカップ2023-24】特設ページ(日程・出場校&選手名鑑・トーナメント表)


京都精華学園中は昨年大会ベスト5の#15ンガルラ ムクナ リヤのフリースローで先制。堅いディフェンスを披露すると、#6松居ことほのコーナー3Pシュート、#15リヤのインサイドで得点し、7-0というスタートを切る。距離のあるシュートを強いられていたボンズ茨城は残り4分半、キャプテンの#12照沼琉華のフリースローで初得点。1年生#1小嶋芽依もファウルをもらってフリースローを決めるとブレークから#60染谷梨音がレイアップを決めるなどで、クォーター終盤に得点を伸ばしたが、#10野田心優、#15リヤがゴール下で強さを見せた京都精華学園中が19-8として1Qを終える。
ボンズ茨城は#12照沼の3Pシュートで2Q初得点を奪うと、ドライブで仕掛けてミドルシュートを狙う。#76文隨彩菜、#81岡野結愛がプルアップジャンパーを決めるが、#16田中里旺のミドルシュート、#9長瀬萌々奈、193cm#18オディア カウェル リッツのポストプレーなど着々とスコアを伸ばした京都精華学園中は37-19でハーフタイムを迎えた。


ボンズ茨城#60染谷梨音

3Q、ボンズ茨城はインサイドにボールが入ったらダブルチーム、トリプルチームでターンオーバーを誘うと#36幡谷陽がバスケットカウントを決めるなどいいシーンも出る。しかし、京都精華学園中は#5石井日菜、#4吉田ひかりの3Pシュート、#15リヤの3Pプレーなどでポイントを重ねて残り2分で50点に到達。58-26として4Qを迎えると、#7高山留里那、#17谷口娃咲、#13石綿文などベンチスタートのメンバーも活躍を見せる。ボンズ茨城も粘り強いディフェンスからアップテンポな攻めを見せて#2篠本愛奈が速攻から得点。#60染谷もフリースローやフィールドゴールで追加点を奪った。4Qはボンズ茨城の13-14と拮抗したものの、京都精華学園中が72-39で初戦をものにした。明日の3回戦(Dコート11:00開始予定)では、昨年ベスト8のJ,sphere(愛知)と対戦する。

ベンチ入り全員がプレーした京都精華学園中は#18リッツが19得点19リバウンドのダブルダブル。#4吉田が9得点5アシスト、#15リヤも9得点を記録した。一方、ボンズ茨城は苦しい体勢からシュートを決めていった#60染谷が16得点、#12照沼が11得点7リバウンドをマーク。ターンオーバーでは相手より7本多い16本を記録した京都精華学園中だが2Pシュートを56.8%(21/37)と高確率で決めたうえ、リバウンドでは62-28と攻防で際立った数字を残している。


京都精華学園中#4吉田 ひかり




京王 Jr.ウインターカップ2023-24 
大会正式名称:2023年度第4回全国U15バスケットボール選手権大会/U15 JAPAN BASKETBALL CHAMPIONSHIP 
■開催期日:2024年1月4日(木)〜8日(月・祝)
■会場:武蔵野の森総合スポーツプラザ (東京都調布市西町290-11) 
■出場校:男女各52チーム、計104チーム (予定) 
■大会方式:トーナメント戦によるノックアウト方式 
■放送・配信:試合ライブ配信予定、バスケットLIVE:https://stn.mb.softbank.jp/y1j4h


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