月刊バスケットボール7月号

【ウインターカップ2023速報】福岡第一4年ぶり5度目の優勝、またも福岡対決の決勝を制す


堅守速攻を体現し、福岡第一が5度目の優勝


12月29日、「SoftBank ウインターカップ2023 令和5年度 第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会」男子決勝で福岡大附大濠(福岡1)と昨年準優勝の福岡第一(福岡2)が対戦。福岡第一が先にリードして進むと後半、福岡大附大濠は追い上げを見せたが、福岡第一が63-53で勝利し、4年ぶり5度目の優勝を果たした。


『ウインターカップ2023』特設ページ(日程・出場校&選手名鑑・トーナメント表)


両者の決勝は、2019年大会4大会ぶり2回目。その対戦では、河村勇輝(横浜BC)、小川麻斗(千葉J)らがいた福岡第一が75-68で優勝を果たしている。福岡大附大濠は今大会初戦となる2回戦で福島東稜(福島2)に71-52、3回戦で京都精華学園(京都2)に91-62、準々決勝で美濃加茂(岐阜)に81-77、準決勝では土浦日本大(茨城)に71-57で勝利し決勝へ。昨年準優勝の福岡第一は1回戦で仙台大明成(宮城)に76-65、2回戦で北陸学院(石川)に74-62、3回戦で東海大付諏訪(長野)に108-81、準々決勝で東山(京都1)に74-71、準決勝では藤枝明誠(静岡1)に94-65で勝利して決勝に駒を進めている。

開始2ポゼッションずつ守ると、先制したのは福岡第一。Wキャプテンの一人#76山口瑛司がレイアップを決める。さらに#17崎濱秀斗、#41森田空翔が早い展開から決める。福岡大附大濠は#8渡邉伶音にボールを入れるが、福岡第一#51サー・シェッハがうまく対応。残り6分半、#17崎濱(秀斗)が3Pシュートを決めて福岡第一の9-0となる。福岡大附大濠は#9広瀬孝一がゴール下で決めて初得点。さらに#8渡邉のフリースローを1本決める。中盤以降、互いに好守から早い展開で攻めるが得点につながらず。福岡第一は#76山口のレイアップで3分半ぶりに得点。スコアを2桁に乗せるが、直後に福岡大附大濠も#13湧川裕斗がフリースローをもらって得点。キャプテンの#4三輪大和もレイアップを決めて点差を詰めたが、福岡第一の#43小野結大の3Pシュートを成功。1Qはディフェンスが目立つ展開となり、福岡第一の14-9で2Qを向けた。


エース#17崎濱秀斗が福岡第一を引っ張る

巻き返したい福岡大附大濠は#8渡邉のバスケットカウントで2Q初得点。しかし、福岡第一がオールコート・プレスを仕掛けると福岡大附大濠はボールを運ぶのも困難に。#17崎濱(秀斗)がミドルで、#51シェッハがインサイドで決めると、残り6分半を切ったところで22-11と2桁差が付く。福岡大附大濠は2Q開始直後の#8渡邉の得点以降得点が奪えなかったが、残り3分強、#5鈴木凰雅が3Pシュートを決める。しかし、福岡第一の流れは変わらず。#17崎濱(秀斗)の3Pシュートで36-14とさらにリードを広げる。結局、福岡大附大濠は2Q5点しか奪えず。福岡第一が38-14とリードを広げてハーフタイムを迎えた。

後半、やっと福岡大附大濠らしさが出てきた

前半のFG成功率はわずか16.1%(5/31)と良さが出せなかった福岡大附大濠は3Q、ボールへの執着心が増す。そして#13湧川が3Pシュートを成功。さらにリバウンドから決めると、#14髙田将吾がルーズボールを拾って得点する。それでも福岡第一に動揺はなし。早い展開から#41森田、#51シェッハ、#1世戸陸翔らが得点を重ねていく。残り6分を切ったところで、#17崎濱(秀斗)は3ファウルになってベンチへ。しかし、共にチームを支える#76山口のレイアップで52-21と31点差になってしまう。クォーター終盤、福岡大附大濠は#8渡邉が強気のオフェンスで得点すると#14髙田、#4三輪も続くなどやっとリズムが出てくる。しかし、福岡第一の52-29で3Qを終えた。

3Q終盤にいい流れを作った福岡大附大濠はNo.9広瀬、No.8渡邉が得点。しかし福岡第一はすかさずNo.17崎濱(秀斗)が3Pシュートを沈めて流れを絶つ。それでも福岡大附大濠は1年生PGのNo.10榎木璃旺が得点。3年生PGのNo.4三輪も3Pシュートを沈めるとNo.8渡邉のフィールドゴール、No.6村上騎士郎の3Pシュートで残り3分で44-59と15点差まで縮める。ここでタイムアウトを取った福岡第一は井手口孝コーチが「リバウンドを頑張って、レイアップまで持っていこう」と指示。福岡第一はここでNo.76山口が決めると福岡大附大濠はNo.6村上がロング2Pを決める。得点の取り合いになる中、福岡第一No.17崎濱(秀斗)も難しいシュートを決めていく。福岡大附大濠はNo.4三輪がシュートを決めるとNo.17崎濱(秀斗)からスティールを奪って得点。最後まで必死のプレーを見せる。しかし、福岡第一がリードを保って逃げ切り。またも福岡対決の決勝を制して4年ぶり5度目の優勝を果たした。

福岡第一は#17崎濱(秀斗)が両チームトップの18得点。#41森田が14得点、#76山口が10得点をマーク。福岡大附大濠は#4三輪が12得点、#8渡邉が11得点でチームを引っ張った。福岡大附大濠は後半39-15と福岡第一に対して倍近い得点を奪ったものの、前半14点(福岡第一38点)に抑えられたことが痛かった。


#17崎濱とのWキャプテンでチームを支えた#76山口 瑛司を迎える


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「SoftBank ウインターカップ2023 令和5年度 第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会」
(略称:SoftBank ウインターカップ2023 / ソフトバンク ウインターカップ2023)
■開催期日:2023年12月23日(土)~29日(金)
■会場:東京体育館(A,B,C,D,Mコート / 東京都渋谷区千駄ケ谷1-17-1※メイン会場)、武蔵野の森総合スポーツプラザ(E,F,G,Hコート / 東京都調布市西町290-11※サブ会場12月23日のみ)
■出場校:男女各60チーム(計120チーム)



文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

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