月刊バスケットボール1月号

【ウインターカップ2023】福岡大附大濠2年ぶり12回目の決勝進出、渡邉が22得点14リバウンドの活躍


福岡大附大濠2年ぶり12回目の決勝進出


12月28日、「SoftBank ウインターカップ2023 令和5年度 第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会」男子準決勝で土浦日本大(茨城)と福岡大附大濠(福岡1)が対戦。33-22と2桁差を付けてハーフタイムを迎えた福岡大附大濠は、その後もリードをキープし、71-57で勝利。2年ぶり12回目の決勝進出を決めた。


『ウインターカップ2023』特設ページ(日程・出場校&選手名鑑・トーナメント表)


先制は土浦日本大。#14松代大輝がファーストオフェンスで浮かせて決める。福岡大附大濠は直後にエースナンバーを背負う#14髙田 将吾がレイアップを決める。昨日の準々決勝1Q、インターハイ覇者の日本航空(山梨1)に対して7本の3Pシュートを決めている土浦日本大だが、福岡大附大濠もしっかりディフェンス。#13湧川裕斗のフリースロー3本、#9広瀬孝一、#14髙田がインサイドで決めて福岡大附大濠が9-2とする。
土浦日本大はタイムアウトを取ると佐藤豊文コーチから「開き直ってやろう」と指示が出されると、思い切りの良いシュートが増えていく。#5深澤桜太、#10齋藤翔太がフリースローを決めると、#5深澤桜太がリバウンドから得点。点差を詰めると#4北條勇吹の3Pシュートを連発し13-11と逆転する。福岡大附大濠は#5鈴木凰雅の3Pシュート、#7岩下愛育のフリースローを決めて14-13で1Qを終えた。

2Q、土浦日本大は#10齋藤のシュートタッチがよくなり、#14松代大輝が3Pシュートを成功。福岡大附大濠は#8渡邉伶音がポストプレーから得点し、#14髙田が3Pプレーをメイク。1ポゼッション差の中での攻防が続く。
残り5分を切ってから福岡大附大濠は#12見竹怜が存在感を発揮。リバウンドから決めるとペイント近くから2本決めて29-20とリードを作る。土浦日本大は#9大川亜哩のフリースローで連続失点を止めたが、福岡大附大濠は#12見竹、#13湧川のシュートでさらにリードを広げ、33-22と2桁差を付けてハーフタイムを迎えた。


土浦日本大#4北條 勇吹

土浦日本大は3Q、#14松代の3Pシュートで初得点。さらに#9大川がバスケットカウント、#5深澤がミドルシュートを決めて点差を縮めようとする。しかし、福岡大附大濠は#8渡邉が得点、ブロックと活躍。10点差をキープする。クォーター終盤、土浦日本大は好守から攻撃に転ずると#4北條が3本のフリースローを成功。さらに#13三谷拓夢が決めて34-39と迫る。土浦日本大はさらに#4北條がロング2Pシュートを沈めて4点差にする。
福岡大附大濠は#14髙田が約5分ぶりのフィールドゴールを決めたが、土浦日本大は#4北條が3Pシュートを決める。一進一退の攻防が続き、福岡大附大濠の46-40で3Qを終えた。

福岡大附大濠は4Q開始1分半で、#8渡邉、#13湧川、#14髙田が得点。52-40とする。土浦日本大は残り8分13秒に#9大川が3Pシュートでバスケットカウント。フリースローも決めて10点差に戻す。しかし、残り7分強、土浦日本大は#9大川のファウルでペナルティシチュエーションへ。ここで福岡大附大濠は#5鈴木凰雅の3Pシュート、#8渡邉のフリースローが決まって15点差に。
土浦日本大はここでバックコートからプレッシャーをかけてミスを引き出すと#13三谷拓夢のフリースロー、#4北條が3Pシュートで再び点差を縮める。ここでタイムアウトを取った福岡大附大濠は#8渡邉のポストプレー、#14髙田がスピードを生かしてレイアップで得点し、残り4分で66-51とする。
土浦日本大は時間をかけず攻めていくと、#4北條が3Pシュート。集中を切らさずプレーしていくが、福岡大附大濠は冷静に時間を削っていって71-57で逃げ切り。2年ぶり12回目の決勝進出を決めた。

福岡大附大濠は#8渡邉が22得点14リバウンドのダブルダブル。#14髙田も18得点を奪った。一方、土浦日本大は#4北條が15得点、#9大川が12得点、#10齋藤が10得点をマーク。福岡大附大濠は49-36とリバウンドで優位に。2Pシュートで55.3%(26/47)と高い成功率を記録している。


福岡大附大濠#14髙田 将吾


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「SoftBank ウインターカップ2023 令和5年度 第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会」
(略称:SoftBank ウインターカップ2023 / ソフトバンク ウインターカップ2023)
■開催期日:2023年12月23日(土)~29日(金)
■会場:東京体育館(A,B,C,D,Mコート / 東京都渋谷区千駄ケ谷1-17-1※メイン会場)、武蔵野の森総合スポーツプラザ(E,F,G,Hコート / 東京都調布市西町290-11※サブ会場12月23日のみ)
■出場校:男女各60チーム(計120チーム)


文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: ウインターカップ2023

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