ジェラマイアがインサイドを支配

12月26日、「SoftBank ウインターカップ2023 令和5年度 第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会」男子3回戦でインターハイ王者の日本航空(山梨1)と新田(愛媛)が対戦。新田は持ち味であるスピーディーなオフェンスを披露したが、日本航空は#23オルワペルミ・ジェラマイアが49得点33リバウンドとインサイドを支配。92-77で勝利し、ベスト8進出を決めた。



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両チームは昨年の1回戦で対戦し、オーバータイムの末に新田が101-96で勝利。新田は昨日、広島皆実(広島)に112-101というハイスコアゲームに快勝。3回戦で日本航空との再戦に臨んだ。

日本航空はインターハイ優勝の原動力となった#23ジェラマイアが先取点。新田は#7砂川和仁のシュートでチーム初得点したが、日本航空が#1藤野仁喜、#23ジェラマイアの得点で8-2とまずリードを奪う。しかし早いテンポが持ち味の新田は素早いパス回しから#17川中天斗、#28平岡祥汰、#23横山敬太のシュートで9-8とする。その後、日本航空は#23ジェラマイアがアリウープやダンクを披露。#1藤野も3Pシュートなどで得点。新田も#17川中、#23横山の3Pシュートなどで差を詰めたが、日本航空の19-14で1Qを終えた。


新田#28平岡 祥汰

高い得点力を持つ両チームだが、2Q序盤は互いに激しいディフェンスを見せてスコアが動かない。日本航空は#1藤野は3Pシュートのみとなったが、新田はキャプテンの#28平岡が連続して得点。残り6分半で24-22と逆転する。
2Q後半、新田は#83渡部琉歩が#23ジェラマイアのブロック越しのフローターを決めると、#28平岡がぶつかりながらバスケットカウントを決めるなど上手いプレーを見せる。しかし日本航空は#23ジェラマイアがインサイドで得点を重ね、#30大道一歩も3Pシュートを決めて41-33でハーフタイムを迎えた。

3Q序盤、新田は速いテンポから#7砂川、#28平岡が決めて点差。しかし、ターンオーバーも生まれてしまい、日本航空は#9福岡恭輔、#30大道の得点でじりじりとリードを広げ、残り7分15秒、#9福岡のバスケットカウントで50-37となる。バックコートからプレッシャーをかけてターンオーバーを奪う新田は#17川中の3Pシュート、#50堀江晴、#83渡部のフィールドゴールにつなげるが、日本航空はインサイドの#23ジェラマイアにボールを入れて確率良く得点。さらにリードを広げる。クォーター終盤、新田は#11齋宮蓮の3Pシュートをきっかけに再び動きがよくなり、#28平岡、#50堀江#7砂川がシュートを決める。それでも日本航空が69-57とリードを広げて3Qを終えた。

4Q、新田はまず#83渡部のフローターで一旦10点差にするが、日本航空は#23ジェラマイアの連続得点で再びリードを広げる。点差を詰めたい新田はドライブからキックアウトして3Pシュートというオフェンスを多用。残り4分、#7砂川が射抜くも確率が上がらず、点差が広がっていく。新田はボールをプッシュして#50堀江の3Pプレー、#7砂川、#23横山の3Pシュートにつなげるなど最後までゴールにアタックしたが、日本航空が92-77で勝利。ベスト8進出を決めた。明日の準決勝では尽誠学園(香川1)を85-55で下した土浦日本大(茨城)と対戦する。

日本航空#23ジェラマイアはなんと49得点33リバウンド。さらに#1藤野が14得点を記録。新田は#28平岡が16得点11リバウンド、#50堀江が15得点、#17川中、#23横山、#83渡部がいずれも12得点をマークしている。


日本航空#1藤野 仁喜


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「SoftBank ウインターカップ2023 令和5年度 第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会」
（略称：SoftBank ウインターカップ2023 / ソフトバンク ウインターカップ2023）
■開催期日：2023年12月23日(土)～29日(金)
■会場：東京体育館（A,B,C,D,Mコート / 東京都渋谷区千駄ケ谷1-17-1※メイン会場）、武蔵野の森総合スポーツプラザ（E,F,G,Hコート / 東京都調布市西町290-11※サブ会場12月23日のみ）
■出場校：男女各60チーム（計120チーム）