月刊バスケットボール6月号

【ウインターカップ2023】瀬川が3P7発で42点!高校総体準V東山が桜丘との激闘を制す


東山が桜丘との熱戦を制す


12月25日、「SoftBank ウインターカップ2023 令和5年度 第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会」男子2回戦で桜丘(愛知)とインターハイ準優勝の東山(京都1)が対戦。桜丘の47-44で迎えた4Q、東山は#5瀬川琉久、#4佐藤友、#13佐藤凪が勝負強さを発揮してリードを奪い、82-74で東山が勝利し、3回戦進出を決めた。


『ウインターカップ2023』特設ページ(日程・出場校&選手名鑑・トーナメント表)


試合開始から双方スピーディーな攻撃が展開される。東山は#6カンダ・マビカ・サロモンのピックを使ってオープンとなった#5瀬川の3Pシュートで先制。さらに早い展開から#4佐藤(友)がレイアップを決める。桜丘も同じくピックプレーから#1舘山洸騎が3Pシュートを決めると、レイアップも決めて同点に。その後、桜丘は合わせのプレーで#36橋本岳大、#7セイ・パプ・マムウルが決めるが、東山は#4佐藤(友)の3Pプレー、#5瀬川、#13佐藤(凪)の3Pシュートで効率よく得点し残り4分半で16-9とする。しかし桜丘も#36橋本、#1舘山、#9平寿哉の3Pシュートで応戦。20-20と追いつく。取られたら取り返す。見ごたある展開が続くと、残り7.5秒に桜丘#1舘山がバスケットカウントを決めて26-24で1Qを終えた。

2Q、東山は#5瀬川の得点で同点にすると、その後は一進一退の攻防が続く。中盤にかけて東山のシュート成功率が落ちると桜丘は#9平が3Pプレーと速攻を成功。#1舘山もプルアップジャンパーを決めて、残り6分15秒で35-28と7点のリードを作る。
しかし、東山は#5瀬川の3Pシュート、ダブルクラッチからのレイアップと決めると、素早いパス回しから#4佐藤(友)がレイアップを決めて1ポゼッション差に。その後はどちらも引き離せず、桜丘の45-44でハーフタイムを迎えた。


桜丘#1舘山洸騎

東山は3Q、#5瀬川が3Pシュート、レイアップと決めると#6サロモンもリバウンドから決めて51-45とする。桜丘は#37服部フェルナンドのミドル、#9平の3Pシュートで点差を詰めるが、東山はすぐに#5瀬川が6本目の3Pシュートを決め返すなど見応えある攻防が繰り広げられる。残り5分で東山の56-55。クォーター後半に来ても1ポゼッション差での競り合いが続いて抜け出せない。残り1分半、東山は#13佐藤(凪)が左ウイングから3Pシュートを決めて64-60としたが、桜丘はここから#9平良の活躍で逆に67-64に。しかし、東山はラストプレーで#5瀬川が7本目の3Pシュートを射抜いて同点で4Qを迎えた。

ラスト10分、勝負の4Qがスタート。桜丘は#1舘山が、東山は#5瀬川が見事なオフェンスを見せていく。残り5分半、桜丘は#1舘山がペイントエリアで巧みなフェイクを入れてジャンパーを成功。74-71とするが、東山はここで#4佐藤(友)が3Pプレーを決めて同点に。このあとはしばらく得点が動かない。先に得点したのは東山。残り2分、#4佐藤(友)がバンクショットを決めて2点リードを作る。直後、桜丘は#1舘山がドライブを仕掛けるが得点はできず。このまま残り1分を切ると残り43.3秒、東山は#5瀬川がドライブを仕掛けてキックアウト。すると右ウイングでオープンとなっていた#13佐藤(凪)が値千金の3Pシュートを決めて79-74とする。桜丘は#1舘山の3Pシュートなどで逆転を狙うが決まらず。82-74で東山が勝利し、3回戦進出を決めた。

東山は#5瀬川が3Pシュート7本を決めて42得点と大活躍。さらに#4佐藤(友)が24得点、#13佐藤(凪)が10得点と三銃士が活躍。桜丘は#1舘山が26得点、#9平が25得点、#36橋本が11得点をマークしている。

桜丘#4佐藤友


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「SoftBank ウインターカップ2023 令和5年度 第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会」
(略称:SoftBank ウインターカップ2023 / ソフトバンク ウインターカップ2023)
■開催期日:2023年12月23日(土)~29日(金)
■会場:東京体育館(A,B,C,D,Mコート / 東京都渋谷区千駄ケ谷1-17-1※メイン会場)、武蔵野の森総合スポーツプラザ(E,F,G,Hコート / 東京都調布市西町290-11※サブ会場12月23日のみ)
■出場校:男女各60チーム(計120チーム)



写真/中川和泉(月刊バスケットボール)、文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

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