司令塔の坂口が18得点、25リバウンドのダブルダブル

12月23日、「SoftBank ウインターカップ2023 令和5年度 第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会」大会初日、女子1回戦で精華女(福岡2)と千葉経済大附(千葉1)が対戦。インターハイ8強同士の対戦はリバウンドで上回る千葉経済大附ペースで進む。3Q精華女は4点差まで迫ったが捕らえきれず。千葉経済大附が72-62で勝利し、2回戦に駒を進めた。


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U18日清食品トップリーグ2023での対戦では精華女が99-65で勝利。しかし、この試合で34得点、27リバウンドと爆発したアキンデーレ タイウォ・イダヤットは県予選で負傷。今大会はメンバー外となっている。立ち上がり、その精華女は#7清藤優衣の3Pシュートで先取点を奪うと、#4谷千優がスピードを生かしてレイアップを成功。一方、千葉経済大附はミドルが入らず。それでも司令塔の#5坂口彩花がゴール下に飛び込んでねじこむと、3Pシュートも射抜くなど引っ張る。
素早いパス回しからオープンを作ってシュートを放つ精華女に対して、千葉経済大附は内外とバランスよく攻めていく。#4谷が3Pプレー、#7清藤が3Pシュートと効率よく得点していった精華女だが、千葉経済大附は#11メンディー・シアラ、#4角陽菜多がインサイドから、#7牧野琉依、#5坂口がアウトサイドから決めて残り4分で16-11とする。クォーター終盤、千葉経済大附はゴール前で粘り強いディフェンスを見せると#4角、#7牧野、#10田端若菜が得点につなげて24-17で1Qを終えた。


精華女#7清藤優衣

2Q、精華女は#4谷、#14下川蒼乃がドライブから決めて点差を詰めようとするが、リバウンドがいい(1Qは14-7、オフェンス・リバウンドは6-0)千葉経済大附は2年生#10田端のシュートが当たってリードをキープ。その後も#5坂口がボールをプッシュしてパスを配給し、得点につなげる。クォーター終盤、精華女は#7清藤が3Pシュートに続いてドライブを決めるなどいいオフェンスも見せたが、千葉経済大附の43-33でハーフタイムを迎える。

後半立ち上がりはディフェンス合戦となり、開始2分強得点が入らない。均衡を破ったのは精華女。#11米森奈々心が左コーナーから3Pシュートを決めると#9中釜光来、#7清藤がバスケットカウントを決めて点差を縮める。千葉経済大附はインサイドの要#4角が3枚付かれても決めきるなど力強さを見せるが、精華女のディフェンスが奏功してクォーター後半には47-51と2ポゼッション差まで迫る。中々いい形を作れない千葉経済大附だったが、#7牧野の得点でリードをキープ。56-50で4Qを迎える。


千葉経済大附#4角陽菜多

クォーター間、池端直樹コーチから指示を受けると千葉経済大附の集中力が再びアップ。ディフェンスからの早い展開で#5坂口、#9髙品里桜が決めるなど、8-0のランを作ってリードを広げる。精華女は#7清藤が3Pシュートを連発。#9中釜もスピードを生かしてレイアップを決めるものの、あとが続かない。千葉経済大附はテンポを下げて時間を使っていくと、#10田端、#4角が得点。72-62で勝利した。

千葉経済大附は2ポイントのシュート成功率で精華女(32.1%)を上回る48.4%をマーク。#4角が19得点、#5坂口が18得点(25リバウンド)、#10田端が16得点、#7牧野が13得点と5人が2桁得点を記録した。一方、精華女は#7清藤が3Pシュート5本を決めて両チームトップの26得点、さらに#4谷が19得点をマークしている。


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「SoftBank ウインターカップ2023 令和5年度 第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会」
（略称：SoftBank ウインターカップ2023 / ソフトバンク ウインターカップ2023）
■開催期日：2023年12月23日(土)～29日(金)
■会場：東京体育館（A,B,C,D,Mコート / 東京都渋谷区千駄ケ谷1-17-1※メイン会場）、武蔵野の森総合スポーツプラザ（E,F,G,Hコート / 東京都調布市西町290-11※サブ会場12月23日のみ）
■出場校：男女各60チーム（計120チーム）