月刊バスケットボール6月号

開志国際#4澤田竜馬&京都精華学園#4堀内桜花が優勝杯返還セレモニーで選手宣誓

写真/JBA


冬の祭典、ウインターカップーー。それはバスケットボールに打ち込む高校生たちにとって、これまで積み重ねてきたものをぶつける大舞台だ。今年で76回目の歴史を誇る「SoftBankウインターカップ2023(全国高等学校バスケットボール選手権大会)」が、いよいよ明日から開幕する。

本日22日、東京体育館のサブアリーナで代表者会議と開会式が行われた。優勝杯返還のセレモニーでは前年優勝校の両キャプテン、開志国際の#4澤田竜馬、京都精華学園の#4堀内桜花が選手宣誓を行い、澤田がリードする形で「我々、選手一同は、日々支えてくださる方々や応援してくださる方々への感謝を忘れず、バスケットボールに懸ける熱い情熱を胸に、最後の1秒まで全力でプレーすることを誓います」と宣誓。セレモニー終了後の取材では「緊張しましたが、言えて良かったです」(澤田)、「自分はあまり何も言う役じゃなかったですけれど、前に出たらすごく緊張しました(笑)」(堀内)とほっと胸をなでおろした。

昨年のインターハイ&ウインターカップ、今年のインターハイと日本一に立った京都精華学園。今大会も間違いなく優勝候補の筆頭だが、堀内が「U18日清食品トップリーグでも優勝したとはいえ課題をたくさん見つけられて、特にディフェンス面をウインターカップまでにみんなで準備してきました」と言うように抜かりない。堀内ら3年生たちは1年時から試合に出ていた学年で、「今年は3年生としての責任があるし最後なので、集大成をしっかり見せられるようにしたいです」と最後の冬に懸ける思いは強いようだ。「自分のやりたいプレーとかもあるんですけど、キャプテンなので、チームをまとめながら周りを生かしたプレーを見せたいです」とキャプテンとしての覚悟を表明する。

一方、開志国際のダブルキャプテンの一人である澤田も1年時から経験を積んできた選手。最後の冬に向け「3年生ラストの大会なので、チームが優勝できるように導いていきたいです」と“チーム”で戦うことを強調する。そのカギとなるのは「身長があまり高くないので、自分たちが走り勝つこと」と言い、日頃の練習から走るバスケットを意識して準備してきたとのこと。ちなみに開志国際は昨年の大会の入りがあまり良くなかった反省から、この開会式に出席した選手4名は日帰りで新潟に戻り、練習して初戦の前にあらためて東京入りする予定。トーナメント戦の勝ち方も難しさも両方知っているからこそ、抜かりなく万全を期して初戦に挑む構えだ。

男女それぞれ60チームが、全力で挑む集大成の7日間。勝負の行方から目が離せない。

※ウインターカップの展望、選手名鑑を掲載した月刊バスケットボール2月号は12/25発売!会場の東京体育館&武蔵野の森総合スポーツでは23日から販売中なので、観戦のお供に要チェック!

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取材・文/中村麻衣子(月刊バスケットボール編集部)

タグ: ウインターカップ2023

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