【インカレ2023】[男子]前年王者・東海大が決勝進出、猛追する専修大を1点差で下す
値千金のスティールから決勝点をもぎ取った東海大#3ハーパージャン ローレンス ジュニア
東海大が3年連続13回目の決勝進出
12月16日、「第75回全日本大学バスケットボール選手権大会」(インカレ2023)男子8日目、ディフェンディング・チャンピオンの東海大(関東5位)と昨年4位の専修大(関東2位)が準決勝で対戦。1点差で迎えた3Q、東海大が9点差を付けて4Qを迎えると猛追する専修大を退けて70-69で勝利。3年連続13回目の決勝進出を決めた。
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男子は前週まででベスト4が決定。今日、明日のファイナル4は、オープンハウスアリーナ太田(群馬・太田市総合体育館)での開催となる。東海大は初戦となる2回戦で早稲田大(関東13位)に81-46と快勝すると準々決勝では日本大(関東3位)に66-61で競り勝ってファイナル4へ。専修大は初戦となる2回戦で中央大(関東8位)に97-67、準々決勝で中京大(東海1位に74-64で準決勝に駒を進めている。
専修大はまず#16淺野ケニーのティップイン、#3當山修梧の3Pシュートで5-0としたが、東海大は#0黒川虎徹のレイアップ、#25江原信太朗のバンクショットで取り返して差を詰める。互いにディフェンス強度が高いこともあって確率が上がらなかったが、残り5分で専修大の7-5となる。専修大は#13クベマ ジョセフ スティーブ、#97ジョベ モハメドと留学生がインサイドで存在感を発揮したが、東海大は#26小林巧のシュートで差を詰めると、#4中川知定真がブザービーター3P。17-16で1Qを終えた。
東海大は#25江原信太朗が得点源の一人に
東海大は#2轟琉維の3Pシュートで2Q初得点。さらに#4中川も3Pプレーを決めるが、専修大は#8介川アンソニー翔、#31松野遥弥が得点し、リードを奪い合う展開に。ラストプレー、東海大の#0黒川は2-3ゾーン・ディフェンスに題してクイックネスで抜き去ってレイアップを決めて34-33とまたも1点リードしてハーフタイムを迎えた。
東海大は3Q開始からオフェンスが好調。リードを広げると、残り5分強に#25江原の3Pシュートで45-35に。専修大は#8介川の3Pシュートで1桁にするが、すぐに#25江原が決め返して2桁を保つ。流れを止めたい専修大も#12市場脩斗、#16淺野のシュート、#97ジョベ モハメドのダンクで残り1分で6点差まで縮めたが、東海大はここで#3ハーパージャン ローレンス ジュニアがトップからディープ3Pを成功。60-51で3Qを終えた。
逆転勝利を狙う専修大は、#31松野の3Pシュートで4Q初得点。さらに#97モハメドがインサイドで決めて4点差に。対する東海大はピックを使ってオープンを作ると、#26小林、#18西田陽成が得点につなげ、#0黒川の3Pシュートで再び68-58と2桁差を保つ。ハード・ディフェンスを見せる東海大は残り5分を切ったところでペナルティ・シチュエーションに。すると専修大はフリースロー、#13スティーブのインサイドでの得点で残り3分で63-68と5点差とする。さらに専修大は、#8介川はスティールから速攻を決めて3点差まで迫る。1本欲しい東海大だが、専修大は必死のディフェンスで守ると、直後に#8介川がまたも得点。残り1分45秒で1点差にする。
クラッチタイムでの強さを見せつけた専修大#8介川 アンソニー翔
ここでタイムアウトを取った東海大は残り1分18秒、フリースローのチャンスを得るが、#18西田は2本とも失敗。すると直後のオフェンスで、専修大は#13スティーブが3Pシュートを外したものの、またも#8介川がティップを狙った際にファウルを受けてフリースロー1本を成功して69-69に。残り12.9秒からの専修大のオフェンス。逆転を狙ったが、ここで東海大#3ローレンス ジュニアが値千金のスティール。そのまま速攻に行くとファウルをもらうと、フリースローを1本成功。残り4.2秒で1点リードすると守り切ってそのまま逃げ切った。
勝った東海大は明日の決勝(15:00ティップオフ)で白鷗大(関東1位)と対戦。敗れた専修大は筑波大(関東7位)との3位決定戦(12:30ティップオフ)に進む。
激戦を制し、東海大は喜びを爆発させた
大会名:第75回全日本大学バスケットボール選手権大会(インカレ2023)
主催:公益財団法人日本バスケットボール協会/一般財団法人全日本大学バスケットボール連盟
共催:一般社団法人大学スポーツ協会
特別協賛:三菱電機株式会社
大会期間:2023年12月2日(土)~10日(日)、16日(土)、17日(日)
会場:国立代々木競技場第二体育館(東京都渋谷区神南2-1-1)、大田区総合体育館(東京都大田区東蒲田1-11-1)、エスフォルタアリーナ八王子(東京都八王子市狭間町1453-1)、太田市総合体育館(OPENHOUSEARENAOTA/群馬県太田市飯塚町1059)
参加チーム:男女各40チーム(計80チーム)
配信:バスケットLIVE
写真/中村麻衣子(月刊バスケットボールWEB)、文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)