【インカレ2023】[女子] 東京医療保健大が7連覇に向けて決勝進出、粘る日本経済大に勝利
7連覇がかかる決勝に駒を進めた東京医療保健大
12月9日、「第75回全日本大学バスケットボール選手権大会」(インカレ2023)女子6日目。決勝トーナメント準決勝で6連覇中の東京医療保健大(関東2位)と初の4強入りとなる日本経済大(九州1位)が対戦。東京医療保健大が1Qからリードして進んだ試合、日本経済大は4Q2点差まで迫たが、逆転はならず。東京医療保健大が65-53で勝利し、8年連続となる決勝進出を決めた。
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東京医療保健大は初戦となる2回戦で大阪体育大(関西4位)に84-66、準々決勝では日本体育大(関西6位)に82-55で勝利して準決勝へ。日本経済大は1回戦で関西学院大(関西4位)に62-49、2回戦で武庫川女子大(関西2位)に64-50、そして昨日の準々決勝では昨年3位の愛知学泉大(東海1位)に64-53で勝利して初の4強入りを果たしている。
日本経済大はまず#88中村翔和が3Pシュートを連続して成功。さらに#11大久保陽菜がフリースローを決めてリードを作るが、東京医療保健大は#3イベ エスター チカンソ、#1古木梨子がシュート、#18池松美波の3Pシュートを成功。序盤はわずかに日本経済大がリードして進む。
東京医療保健大は#21野坂葵のバスケット感とで10-10とする。日本経済大は#0柿元舞音、#18梶西未知のシュートで先に先に得点しているが、東京医療保健大は#12エゼキエル ルース ギフトが得点源となって追いつくと残り3分強に3Pプレーを決めて17-14と逆転。その後、#13内藤唯の3Pシュートで点差を広げて26-18で1Qを終えた。
2Q日本経済大はプレッシャーをかけて東京医療保健大の確率を下げると#18梶西、#7ファール アミナタの得点で点差を詰めていくと終盤には2点差まで迫る。しかし、3Pシュートを成功。リードを守って35-31でハーフタイムを迎えた。
後半、東京医療保健大は#3チカンソがインサイドで決めると、#18池松が3Pシュートを決めるという好スタートを切ると、#77岡本美優のバスケットカウントで41-31とリードを2桁に広げる。日本経済大は#17木下菜月、#7アミナタの得点で10点差のラインで粘っていく。クォーター後半、東京医療保健大の得点がストップ。#41ジョル セイナブライの得点で日本経済大は44-48まで迫って3Qを終えた。
共に激しいディフェンスを展開する中、日本経済大#88中村が4Q初得点を決めて2点差に。ここで東京医療保健大はキャプテンの#77岡本が連続得点を奪って6点差に。しかし残り6分20秒、#3チカンソがファウルアウトになってしまたが、4ファウルの#12ギフトがフリースローを決めて残り5分で54-46に。日本経済大は#17木下がフリースローで1点返すが、あとが続かず。東京医療保健大は#7洪潤夏、#77岡本がシュートをねじ込んで残り3分半で58-46に。
日本経済大はタイムアウト後、#88中村が3Pシュート、#17木下のバンクショットで7点差とするが、東京医療保健大#77岡本がすぐに決めて再び9点差に。さらに#12ギフトがインサイドで決めて再び2桁差に。最後まで日本経済大は粘ったものの、東京医療保健大が65-53で勝利。8年連続となる決勝進出を決めた。
果たして明日の決勝は5年連続の同カードに。準決勝で拓殖大(関東3位)を73-54で下した白鷗大(関東1位)と対戦する。そして初のベスト4進出を果たした日本経済大は15時からの3位決定戦で拓殖大と対戦する。
大会名:第75回全日本大学バスケットボール選手権大会(インカレ2023)
主催:公益財団法人日本バスケットボール協会/一般財団法人全日本大学バスケットボール連盟
共催:一般社団法人大学スポーツ協会
特別協賛:三菱電機株式会社
大会期間:2023年12月2日(土)~10日(日)、16日(土)、17日(日)
会場:国立代々木競技場第二体育館(東京都渋谷区神南2-1-1)、大田区総合体育館(東京都大田区東蒲田1-11-1)、エスフォルタアリーナ八王子(東京都八王子市狭間町1453-1)、太田市総合体育館(OPENHOUSEARENAOTA/群馬県太田市飯塚町1059)
参加チーム:男女各40チーム(計80チーム)
配信:バスケットLIVE
文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)
タグ: インカレ