月刊バスケットボール6月号

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2023.12.08

【インカレ2023】[男子]筑波大が逆転勝利、延長の末に日本体育大を退ける


筑波大が延長の末、日本体育大に逆転勝利


12月8日、「第75回全日本大学バスケットボール選手権大会」(インカレ2023)大会7日目。日本体育大(関東4位)と筑波大(関東7位)が決勝トーナメント2回戦で対戦。ハーフタイムで10点差を付けられていた筑波大は3Q終盤から調子の波に乗り、延長の末に75-73で逆転勝利。準々決勝進出を決めた。

【動画】筑波大・小川の得点&日本体育大・西部のフェイドウェイをチェック

昨日、浜松学院大(東海3位)に71-60で勝利し、勝ち上がってきた筑波大が大会初戦となる日本体育大と対戦。筑波大#35平田航大が先取点を上げたが、開始4分で得点はこのシュートのみに。日本体育大はセットオフェンスでは206cm#23ムトンボ ジャンピエールに入れてポストプレーで連続得点。さらに早い展開から#21月岡熙が決めて6-2とする。
その後、日本体育大はインサイドでのシュートを防いでいくと#9大森尊之が3Pプレー、#1コネ ボウゴウジィ ディット ハメードがインサイドで得点。リードを広げたが、筑波大は#31小川敦也、#6副島成翔、#1福田健人がスピードを生かしてレイアップを決めて点差を詰める。残り1分、日本体育大は#4小澤飛悠が左コーナーでステップバック3Pシュートを決めて19-14で1Qを終える。



2Q、日本体育大は#10早田流星の3Pシュート、#1ハメードのフリースロー、#7西部秀馬のフェイドアウェイ・シュートでリードを広げると、#21月岡、#41石川響太郎も追加点を奪い、残り6分を切ったところで29-18とする。中盤からは筑波大のディフェンス強度がアップして#6副島が得点につないだが、終了間際は連続ブレークを許し、日本体育大の34-24でハーフタイムを迎えた。

前半3Pシュートを11本放って成功0という筑波大。3Qも開始から3Pシュートも放っていくが1本目が来ない。それでも#34三谷桂司朗がリバウンドから決めるなどで6点差とする。しかし、日本体育大は#4小澤の技ありレイアップ、#23ジャンピエールのダンクで39-28と再び2桁差に。筑波大はここでタイムアウトを取るが、ゾーン・ディフェンスに対して中に入ることができず、15点差まで広がってしまう。それでもクォーター終盤にかけて筑波大は好守から#31小川、#28浅井英矢らが得点。そして残り1分50秒には、#6副島がチーム初の3Pシュートを成功。37-45として3Qを終えた。

勢いに乗る筑波大は#6副島、#31小川の連続3Pシュート、#28浅井のレイアップなどで残り7分半で47-51と4点差とする。そして#14坂本康成が3Pシュートを沈めて51-51と追いつく。日本体育大は#4小澤のレイアップ、#23ジャンピエールのシュートでまたもリードを作るが、筑波大は#1福田が活躍。3Pシュート、レイアップで56-55と逆転する。日本体育大は#23ジャンピエールにボールを入れるが得点につながらず。逆にいい流れの筑波大は#34三谷、#31小川らがドライブから得点して残り2分半で62-57とする。

その後、日本体育大は#23ジャンピエールがフリースローを沈めて59-63となって残り1分を切ると、相手ターンオーバーから#21月岡がレイアップを決めて2点差に。続く相手の攻撃を凌ぐと日本体育大はまたも#23ジャンピエールがゴール下で決めて同点となって4Qは終了。オーバータイムに入り、苦しいオフェンスが続く日本体育大に対して、筑波大は確実にオープンを作って#34三谷、#31小川らが得点して9点差に。それでも日本体育大はあきらめない。#7西部、#41石川の3Pシュートで4点差とすると、#4小澤が3Pシュートを放った際にファウルを受ける。フリースローを2本決めて73-75とすると3本目を外す。このボールがジャンプボールとなってポゼッションは日本体育大に。続くオフェンスでは#4小澤が左ウイングから3Pシュートを放ったがリングに弾かれて万事休す。筑波大が75-73で逆転勝利し、ベスト8進出を決めた。

勝った筑波大は明日12月9日(土)14時から国立代々木競技場第二体育館で行われる準々決勝で初出場の山梨学院大(関東9位)と対戦する。



■月バスWEB/インカレ2023大会特設ページ

■全96試合LIVE/見逃し配信『バスケットLIVE


大会名:第75回全日本大学バスケットボール選手権大会(インカレ2023)
主催:公益財団法人日本バスケットボール協会/一般財団法人全日本大学バスケットボール連盟
共催:一般社団法人大学スポーツ協会
特別協賛:三菱電機株式会社
大会期間:2023年12月2日(土)~10日(日)、16日(土)、17日(日)
会場:国立代々木競技場第二体育館(東京都渋谷区神南2-1-1)、大田区総合体育館(東京都大田区東蒲田1-11-1)、エスフォルタアリーナ八王子(東京都八王子市狭間町1453-1)、太田市総合体育館(OPENHOUSEARENAOTA/群馬県太田市飯塚町1059)
参加チーム:男女各40チーム(計80チーム)
配信:バスケットLIVE





文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: インカレ

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