月刊バスケットボール6月号

大学

2023.12.07

【インカレ2023】[女子]日本体育大が逆転勝利で8強入り! 勝負どころで宮城楽子が爆発


日本体育大が関西1位・大阪人間科学大に逆転勝利


12月7日、「第75回全日本大学バスケットボール選手権大会」(インカレ2023)女子6日目。昨日、名古屋経済大(東海3位)に81-60で快勝した日本体育大(関東6位)と大阪人間科学大(関西1位)が決勝トーナメント2回戦で対戦。リードを握られていた日本体育大は3Q終了間際に逆転すると4Q、リードを広げて73-63で勝利。8強入りを決めた。

【動画】日本体育大・矢野の3Pと大阪人間科学大・清川の得点をチェック

出場は68年連続68回目の日本体育大と47年連続47回目の大阪人間科学大という戦い。大阪人間科学大は#14清川璃子のレイアップ、#7仲江穂果の3Pシュートで得点。日本体育大は#55矢野里美、#3小野寺佑奈がレイアップを決めると、#19マカヌアンバ ロリアンが高さを生かして得点していく。
14-14で残り4分を迎えると、大阪人間科学大は好守から#2ディクソン ミッシェル、14清川、#7仲江の得点につなげてじわりじわりとリードを広げていく。残り1分を切ってから、日本体育大はリバウンドで強さを見せて、#7近藤真弓、#8宮城楽子が得点。しかし、大阪人間科学大の22-17で1Qを終えた。




大阪人間科学大は2Qファーストオフェンスで、#7仲江がトップから3Pシュートを射抜く。日本体育大は#55矢野がシュートを決めると、大阪人間科学大も#5塩谷心海が決め返す。5〜7点差での攻防が続く。残り2分を切ってから、日本体育大は#8宮城がスティールから速攻を決めて3点差とする。しかし、大阪人間科学大は#2ミッシェルがすぐさま3Pプレーを決め返し、38-34でハーフタイムを迎えた。

3Q開始早々、日本体育大は球際で強さを見せると#8宮城が連続得点で同点に。しかし、大阪人間科学大は#76熊谷のミドルシュート、#36細川未菜弥の3Pプレーで得点し、再びリードを作る。日本体育大は#3小野寺のフローター、#55矢野のレイアップで再び追いつくものの、またも大阪人間科学大は#76熊谷の3Pシュート、#7仲江のミドルシュート、#36細川のレイアップと1年生が活躍して逆転を許さない。それでも日本体育大は終盤、#3小野寺のフリースロー(ここまで8/8)などで1点差にすると、#8宮城が最後に放った3Pシュートが見事リングに吸い込まれて逆転。54-52で3Qを終えた。

勢いづく日本体育大は#19ロリアンに続いて、#8宮城が3連続得点。63-53と一気に2桁差にする。大阪人間科学大はインサイドにアタックするが、日本体育大はディフェンスでも集中力をキープ。開始6分で11-4のランを作った。苦しい時間が続く大阪人間科学大は#5塩谷が得点につなげてチームを鼓舞すると#76熊谷がトップからディープ3Pシュートを沈め、残り2分で6点差に。

日本体育大はここで#3小野寺がステップアップ。2本のレイアップを決めるなどで再びリードを広げて73-63で勝利。8強入りを決めた。明日12月8日(金)19時から行われる準々決勝では、このあと行われる6連覇中の東京医療保健大(関東2位)対大阪体育大(関西1位)の勝者と対戦する。



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大会名:第75回全日本大学バスケットボール選手権大会(インカレ2023)
主催:公益財団法人日本バスケットボール協会/一般財団法人全日本大学バスケットボール連盟
共催:一般社団法人大学スポーツ協会
特別協賛:三菱電機株式会社
大会期間:2023年12月2日(土)~10日(日)、16日(土)、17日(日)
会場:国立代々木競技場第二体育館(東京都渋谷区神南2-1-1)、大田区総合体育館(東京都大田区東蒲田1-11-1)、エスフォルタアリーナ八王子(東京都八王子市狭間町1453-1)、太田市総合体育館(OPENHOUSEARENAOTA/群馬県太田市飯塚町1059)
参加チーム:男女各40チーム(計80チーム)
配信:バスケットLIVE



文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: インカレ

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