月刊バスケットボール6月号

「U18日清食品トップリーグ2023」、男子は開志国際、女子は京都精華学園が優勝

京都精華学園はインターハイに続いて2冠目奪取


11月18日(土)・19日(日)、「U18日清食品トップリーグ2023」リーグ戦最終週が行われ、男子は開志国際(新潟)が全勝で優勝。女子は京都精華学園(京都)がインターハイに続く2冠目を奪取した。

【表】最終順位&個人賞をチェック

東京・国立代々木競技場第二体育館で行われた男女最終週。11月18日はまず女子4試合が行われた。第3試合では岐阜女が大阪薫英女学院(前週終了時点で5勝1敗で2位)に82-66で勝利。これにより最終戦、桜花学園(同6戦0敗で1位)対京都精華学園(同5勝1敗で3位)が優勝決定戦となることに。この試合は大接戦になる。ハーフタイムで桜花学園の33-31で迎えると3Qは京都精華学園の14-13。1点差で4Qへ。



桜花学園は阿部心愛、福王伶奈が得点し、4Q開始2分半で50-45とすると残り2分半まではわずかながらリードを握る展開となる。ここで京都精華学園は、ユサフ ボランレ アイシャット、ディマロ・ジェシカが連続して決めて残り1分半で58-57に。タイムアウトと取っての桜花学園のオフェンス。まず阿部がジャンパーを放ったが決まらず。それでもオフェンス・リバウンドを奪い、ファウルを引き出して田中こころ、黒川心音のシュートにつなげる。しかしシュートが決まらない。ボールがアウトオブバウンズになりそうなところ、福王が体を投げ出して中に入れるが、そのボールを手にしたのはジェシカ。そのまま、速攻に移ると自らドリブルで持ち込んでレイアップを成功。残り53秒で60-57と3点差にする。逆転勝利を狙う桜花学園はその22秒後に阿部がフェイドアウェイシュートを決めて1点差に。続く京都精華学園の攻めを必死のディフェンスで抑えると残り14.4秒、攻撃に転じる。田中からボールは阿部に渡ると残り1秒、右ショートコーナーからジャンプシュートを放ったがリングに弾かれて万事休す。60-59で勝利した京都精華学園が今年の女王に。インターハイに続いて今年2冠目を奪取した。

女子最終順位は以下のとおり。
優勝:京都精華学園(京都府※初優勝) /勝ち点:13/6勝1敗
準優勝:桜花学園(愛知県)/勝ち点:13/6勝1敗
第3位:岐⾩⼥(岐⾩県)/勝ち点:12/5勝2敗
第4位:⼤阪薫英⼥学院(⼤阪府)/勝ち点:12/5勝2敗
第5位:札幌⼭の⼿(北海道)/勝ち点:9/2勝5敗
第6位:精華⼥(福岡県)/勝ち点:9/2勝5敗
第7位:千葉経済⼤附(千葉県)/勝ち点:8/1勝6敗
第8位:聖和学園(宮城県)/勝ち点:8/1勝6敗



開志国際が全勝優勝


続く19日に行われた男子4試合。第3試合では6戦全勝の開志国際が優勝を賭けて福岡大附大濠(福岡)戦に臨んだ。試合開始直後、福岡大附大濠がリードを奪ったものの、17-17で1Qを終了。2Q、福岡大附大濠はリードを作るが、開志国際は終盤残り3分半で9-4と巻き返して35-37でハーフタイムを迎えた。3Q、開志国際はラッシュを掛ける。そして残り7分、高野拓泉がスティールして速攻に転ずると、北村優太のパスに合わせてネブフィ ケルビン シェミリーがアリウープ! と思われたが、これは失敗。しかし、自らオフェンス・リバウンドを奪って決めて42-41と逆転。勢いに乗る開志国際は千保銀河、澤田竜馬の3Pシュートでリードを広げると逆転を許さず。73-68で勝利して初優勝を決めた。キャプテンの澤田はオンコート・インタビューで「強豪校の大濠さんに勝ててうれしいです。日清食品トップリーグを全勝で終えられてよかったです。応援ありがとうございました」と語っている。



男子最終順位は以下のとおり。
優勝:開志国際(新潟県※初優勝) /勝ち点:14/7勝0敗
準優勝:東⼭(京都府)/勝ち点:13/6勝1敗
第3位:福岡第⼀(福岡県)/勝ち点:12/5勝2敗
第4位:福岡⼤附⼤濠(福岡県)/勝ち点:11/4勝3敗
第5位:仙台⼤明成(宮城県)/勝ち点:10/3勝4敗
第6位:北陸(福井県)/勝ち点:9/2勝5敗
第7位:藤枝明誠(静岡県)/勝ち点:8/1勝6敗
第8位:中部⼤第⼀(愛知県)/勝ち点:7/0勝7敗



文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: U18日清食品トップリーグ

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