月刊バスケットボール6月号

「U18日清食品トップリーグ2023」第6週結果、開志国際、桜花学園が全勝で最終週へ

開志国際、桜花学園が全勝対決を制す


11月11日(土)・12日(日)、群馬・オープンハウスアリーナ太田で「U18日清食品トップリーグ2023」第6週が行われた。男子では開志国際が東山に、女子では桜花学園が大阪薫英女学園に、それぞれ全勝対決を制して今週末最終戦を迎えることになった。

【動画】東山×開志国際、桜花学園×大阪薫英女学園の試合をチェック

第6週を迎えた同リーグは男女各4試合を消化。中でも注目されたのが男女の全勝対決だ。11月11日(土)の第1試合では5戦全勝の大阪薫英女学院、4戦前勝の桜花学園が対戦。激しいディフェンス合戦となった試合は桜花学園の26-23でハーフタイムを迎えると2Q(13-13)に続いて3Qも19-19と同点に。3点差で迎えた4Q開始早々、桜花学園はWキャプテンの一人、#4田中こころがファウルアウト。ピンチが訪れたかと思われたが、ここでもう一人のキャプテン#5黒川心音が“焦らずに落ち着いて、ミスをしないで、今まで練習してきた徹底的なことをやろう”と声がけ。すると#6深津唯生がステップアップし、同じく2年生の#9阿部心愛も活躍。桜花学園が流れを掴んで72-53で勝利した。桜花学園は翌日の精華女戦もものにして6戦全勝。11月18日(土)の最終戦では、優勝をかけて京都精華学園(5勝1敗)と戦う。



同じく11日の第4試合で行われたのが、開志国際と東山による4戦全勝同士の対決。先行したのは東山で、前半を終えた時点で44-36。3Q残り5分半で16点のリードを作るが、ここから開志国際の反撃が開始。強烈なディフェンスでターンオーバーを引き出すと21-4というビッグランを作って63-62と逆転に成功する。勢いのままに4Qでは最大8点のリードを作ったが、東山は#10南川陸斗の奮闘もあって最後は競り合う展開に。そして81-81で迎えた残り34秒、勝負を決定付けるシュートを決めたのは開志国際だった。#17高野拓泉からのパスをトップで受けた#11清水脩真は思い切りよく放った3Pシュートが見事入って3点差に。ここでタイムアウトを取った東山は#5瀬川琉久にボールを託したが、開志国際のディフェンスが襲いかかって痛いターンオーバー。速攻から#17高野が決めて86-81で勝利した。翌日の中部大第一戦も勝利した開志国際は11月19日(日)の最終戦で、福岡大附大濠(4勝2敗)と対戦する。

9月第2週からスタートしたリーグもいよいよ今週末、東京・国立代々木第二体育館で行われる2日間で最後に。11月18日(土)女子4試合、11月19日(日)男子4試合、果たしてどのチームが頂点に立つだろうか。なお最終週の観戦には有料チケットが必要(現在発売中)。詳細は以下サイトでチェックを。

[最終週チケット詳細]
https://u18league.japanbasketball.jp/ticket/

■「U18日清食品トップリーグ2023」第6週試合結果
・11月11日(土)
桜花学園72-53大阪薫英女学院
京都精華学園106-63精華女
仙台大明成90-60中部大第一
開志国際86-81東山

・11月12日(日)
桜花学園103-72精華女
京都精華学園102-59聖和学園
東山85-58仙台大明成
開志国際92-74中部大第一




■「U18日清食品トップリーグ2023」最終週試合予定
・11月18日(土)<女子最終戦>
10:00〜 聖和学園×千葉経済大附
12:00〜 札幌山の手×精華女
14:00〜 岐阜女×大阪薫英女学院
16:00〜 桜花学園×京都精華学園

11月19日(日) <男子最終戦>
10:00〜 仙台大明成×北陸
12:00〜 中部大第一×藤枝明誠
14:00〜 福岡大附大濠×開志国際
16:00〜 福岡第一×東山
[最終週チケット詳細]
https://u18league.japanbasketball.jp/ticket/

「U18日清食品トップリーグ2023」順位表(11/12終了時点)

※2チーム以上で同じ勝敗記録だった場合は、次の条件に照らし合わせて上位を決定。[1]当該チームの対戦での得失点差の大きい方が上位 [2]当該チームの対戦での得点数の大きい方が上位 [3]全試合の得失点で優れているほうが上位 [4]全試合の得点数で優れているほうが上位。これでも決定できない場合は抽選によって最終順位を決定



文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: U18日清食品トップリーグ

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