月刊バスケットボール6月号

Bリーグ

2023.11.09

B1で3Pシュートが微増、好調・三遠は試投数1位で昨季比10.5本増

好調・三遠は3P試投数が大幅にアップ!


10月5日の佐賀対琉球で始まったB1の2023-24シーズン。約1ヵ月が経過し、各チームがレギュラーシーズンの約1/6となる12試合を消化した。ワールドカップでの活躍も受けて盛り上がるBリーグだが、昨季のバスケとはどんな違いがあるのか? B1のリーグ平均スタッツで昨季と比較すると3Pシュートが増加傾向にあるようだ。中でも好調の三遠は大幅に試投数を増やしている。

【動画】三遠の3Pシュートシーンを見る

FG試投数は65.2本→65.7本と約0.5本増えているのに対して2Pシュート試投数が−1.4本(39.4本→38.0本)と減っている。その分増えたのが3Pシュート試投数で+2.1本(25.7本→27.8本)となっているB1。昨季の3Pシュート試投数1位だったのはリーグ準優勝の千葉J。昨季32.1本(成功率35.0%)→今季34.0本(同33.6%)と増加しているが、今季その上を行っているのが三遠だ。今季は35.2本(同30.6%)と昨季([17位]24.7本/同32.6%)から10.5本プラスと大幅に増やしているのだ。実にFG試投数のほぼ半分(49.5%)が3Pシュートという状態になっている。三遠で最も3Pシュートを放っているのは細川一輝。7.1本試投と昨季(6.7本)同様の数を放っているのに加えて、コティ・クラーク(昨季名古屋D)が平均7.1本試投、大浦颯太(昨季秋田)が平均5.8本試投と新加入2人も積極的に放っていることがこの数字につながっているようだ。今季10勝2敗という好スタートを切っている要因なのかもしれない。三遠戦を見る際は、ぜひ3Pシュートに注目してみてほしい。




■各チームの3Pシュートの数字





また昨季と今季ということで、もう一つ差が出ているのがアシスト数で20.6本→17.8本と2.8本減少している。個人的なプレーが増えているといった断定はできないものの、リーグのバスケに何らかの変化がある可能性はある。ちなみに個人の数字を見ると、昨季のアシスト王になった河村勇輝(横浜BC)は平均8.5本だったが、11月9日時点でのアシスト・リーダーとなっている岡田侑大(京都)の数字が5.9本となっている。



文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

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