月刊バスケットボール6月号

NBA

2023.11.09

八村塁今季最高の24得点8リバウンド、脳しんとうプロトコルから5試合ぶりの復帰で活躍

5試合ぶりの復帰で今季最高の24得点!


現地11月8日(日本時間9日)、レイカーズはヒューストン・トヨタセンターでロケッツと対戦。脳しんとうプロトコルで欠場していた八村は5試合ぶりの出場となったが、25分34秒出場でシーズンハイの24得点(FG10/14、3P2/3、FT2/5)、8リバウンドをマーク。さらに2アシスト、2スティール、1ブロックも記録した。しかし、アンソニー・デイビス(左内転筋、股関節の問題)が欠場したチームは前半から大量失点を許し、94-128で敗れた。

【動画】八村塁が見せた復帰後初ダンクをチェック

この試合は、今季初開催となるインシーズン・トーナメント、グループラウンドとなる1試合。レイカーズは、グリズリーズ、サンズ、ロケッツ、ジャズと同じグループとなり、今夜が初戦となった。脳しんとうプロトコルのため欠場していた八村は、5試合ぶりの出場に。1Q残り5分43秒にレブロン・ジェームズと交代でコートに入ると、その40秒後、ペイントエリアでボールを受けて豪快にボースハンド・ダンクを決める。さらに3Pシュート、フリースロー2本も決めた八村は1Qだけで7得点を奪う。



続く2Q、八村は積極的にシュートを放っていく。開始直後にプルアップジャンパーを成功させると、ゴールにカットしていきジェームズ、ディアンジェロ・ラッセルからパスを受けてレイアップを成功。ハーフタイムで15得点と今季最高の得点をマークする(今季最高は10月29日キングスでマークした11得点)。そして3Qは残り約7分にコートに入る。すると八村は左ローポストでパスを受けると、ジェームズのレイアップをアシストする。このクォーターは3Pシュート1本を放ったものの、決まらなかった。

71-99と大差で迎えた4Q、レイカーズは八村、キャメロン・レディッシュ、コリン・キャッスルトン、マックス・クリスティー、ドゥモイ・ホッジとベンチ・スタート5人でスタート。その中で八村は3Pシュート、ミドルレンジから3本のシュートと得点源になって24点までスコアを伸ばす。そして残り6分17秒にベンチに下がるとその後は出場機会なし。チームは敗れてしまったものの、復帰戦でシーズンハイとなる24得点、8リバウンドをマークしたことは今後につながるはず。次戦は現地11月10日(日本時間11日)、敵地で渡邊雄太のサンズと対戦する。




文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: 八村塁 ロサンゼルス・レイカーズ

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