月刊バスケットボール6月号

NBA

2023.11.01

渡邊雄太、連続3Pシュートなどで今季初の2桁得点!試合は悔しい逆転負け

渡邊が連続3Pを成功させるなどで今季初の2桁得点


現地10月31日(日本時間11月1日)、サンズはホームでスパーズと対戦。終始リードして進んだが、試合終了間際に逆転されて114-115で敗れた。渡邊は3本の3Pシュートを決めて11得点と今季初の2桁得点をマークしている。

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開幕戦のウォリアーズ戦で18分、レイカーズ戦で15分、ジャズ戦で21分の出場時間を得て、すべての試合で3Pシュートを決めている渡邊。この日は1Q残り3分56秒、グレイソン・アレンと交代でコートに入る。その名前がコールされるとホームのファンから歓声が上がった。すると直後にオフェンス・リバウンドでティップして得点。さらに残り1分59秒にはケビン・デュラントがディフェンスを引き付けたところで、トップでパスを受けて3Pシュートを沈めた。



2Q、渡邊はスティール、リバウンド、エリック・ゴードンへのアシストをマークするが、1本は放った3Pシュートは決められず。残り約5分にベンチに下がる。デビン・ブッカー(左足首ねんざ)、ブラッドリー・ビール(腰の問題)は依然として欠場しているサンズだが、ハーフタイムで63-45とリード。渡邊は5得点、3リバウンド、1アシスト、1スティールという前半だった。

前半で盛り上がったのが、デュラントとウェンバヤマのマッチアップだ。1Qラストプレーでは、1オン1の状況となり、デュラントは右コーナーに向けてドリブル。224cmのブロックを交わしてフェイドアウェイシュートを決めた。しかし、ウェンバヤマは2Q終了間際、デュラントを交わしてドライブからダンクを決め返している。




3Q、渡邊は残り4分に出場。まずデュラントの3Pシュートをアシストすると、今度はデュラントからのパスを受けて3Pシュートを2連発。サンズはジョシュ・オコーギー、渡邊の活躍もあって95-82として3Qを終えた。

4Q開始直後、渡邊はトランジションから3Pシュートを放つもこれは決まらず。スパーズはドラフト1位ビクター・ウェンバヤマの活躍もあって開始約3分半で11-3のランを作り、サンズは98-93と5点差まで迫られる。ここで渡邊はデュラントと交代でベンチへ。
僅差のまま終盤を迎えるとサンズはデュラント、スパーズはウェンバヤマが引っ張る。残り51秒で渡邊はコートへ。114-11で迎えた残り28秒、左コーナーで3Pシュートのチャンスを得たが決まらない。直後、ウェンバヤマがダンクを決めると、サンズはインバウンズでデュラントにボールを渡す。ここでターンオーバーを犯して、スパーズに残り1.2秒、逆転を許してしまう。残り1.2秒、サンズはデュラントに渡して逆転を狙うが、フェイドアウェイシュートは決まらず。114-115で敗れた。渡邊は19分25秒出場。3Pシュート3本を沈めて11得点、3リバウンド、2アシスト、1スティールをマークしている。


文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: 渡邊雄太 フェニックス・サンズ

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