富永啓生が練習試合で左足首をケガ、現地11/6の開幕戦に向けて治療とコーチが発言
練習試合で左足首を痛めた富永
現地10月29日(日本時間30日)、NCAA1部ネブラスカ大はドエイン大とエキジビションゲームを行って84-53で勝利。シニア(4年生)となり、大学最後のシーズンを迎える富永啓生は前半残り8分を切ったところで左足をねんざし、試合から退いた。現地11月6日(同7日)に行われるリンデンウッド大とのシーズン開幕戦に向けて、フレッド・ホイバーグヘッドコーチは「我々にとって特にオフェンス面で重要な存在。健康な状態で戻ってきてほしい」と語った。
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現地10月6日に所属カンファレンスのプレシーズン・オールビッグ10チームに選出された富永。昨日は開幕に向けてドエイン大とのエキジビションゲームにスターターとして出場した。パスを回してチームメイトのチャンスを作っていくと、残り15分29秒にはゴール下でレイアップを放ったものの、背後からプレッシャーをかけられて入らず。しかし、直後のディフェンスで相手のターンオーバーを引き出すと自ら持ち込んでレイアップを成功させる。さらにトップから3Pシュートも放ったものの、これはリングに弾かれてしまった。
そして残り7分44秒からのプレーで左足首をねんざしてしまう。スティールして自ら持ち込んでいった富永だったが、左エルボー付近でディフェンスと激突。転倒すると両手で左足首を持って動けなくなってしまった。そして足を引きずってコートを後にする。後半はベンチから試合を見守るシーンもあったので大事に至っていないことを祈りたい。この試合で富永は8分26秒出場し、2得点(FG1/3、3Pシュート0/1)、2リバウンド、2スティールをマーク。チームは84-53で勝利した。
試合後の記者会見で、フレッド・ホイバーグヘッドコーチは富永のケガについて「足首を捻って腫れてしまった。彼は我々にとって特にオフェンス面で重要な存在。健康な状態で戻ってきてほしい。彼はこれまで足首をねんざしたことはなかったようなんだが。順調に回復するよう願っている」と語り、月曜日は休み、治療を続けることになるだろうと示唆した。
富永の左足首に関しての情報はその後発表されていない。いずれにせよ現地11月6日のリンデンウッド大戦で元気な姿を見せてくれることを願いたい。
文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)
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