月刊バスケットボール6月号

大学

2023.10.30

【第73回関東大学女子リーグ戦】白鷗大が2年連続5回目の優勝

白鷗大が2年連続5回目の優勝


8月26日に開幕した「関東大学女子リーグ戦」は2か月あまりにわたるロングランの末、10月29日に国立代々木競技場第二体育館(東京)で最終節を迎え、白鷗大が2年連続5回目の優勝を飾った。

昨年、一昨年と新型コロナウイルスの影響で規模を縮小し、1回戦総当たりで行われた秋のリーグ戦だが、今年は本来の2回戦総当たりで開催。そんな中、今回も際立つ強さを見せ付けたのは、過去4年連続インカレ(全日本大学選手権大会)で決勝を争っている東京医療保健大と白鷗大の2チームだった。3位以下のチームが激しく星を奪い合い、混とんとした状況を見せる中、東京医療保健大と白鷗大はともに12勝1敗と安定した戦いぶりで最終節での対戦を迎えた。



1回戦で、87‐81と僅差で勝利を挙げていたのは東京医療保健大だった。しかし、その敗戦の経験も踏まえ、今回はチームとしての“一体感”をテーマに雪辱を期した白鷗大が、試合序盤から持ち前の激しいディフェンスをベースに、脚力と緻密かつスピーディーなボールの連係でオフェンスの主導権を握り、また各ポジションでの選手層の厚さも見せて、みごとリベンジに成功。10年ぶりに優勝を飾った春のトーナメントと合わせて今年2冠目を達成した。

1年間の集大成となるインカレは12月に迫っているが、過去4年間の決勝は全て東京医療保健大に苦杯をなめている白鷗大。先輩たちの思いも背負った今年のメンバーの“今回こそ”という気概の強さはひときわだ。一方、受けて立つ東京医療保健大は実に7連覇という大記録がかかっている。もちろん、他のチームもこれからの1か月間、インカレに照準を合わせた練習に取り組み、万全の態勢で大舞台に臨んでくることは間違いない。メインの会場となるのは、今回と同じ国立代々木競技場第二体育館。決勝は12月10日(日)。果たして、どんな結果が待ち受けているのだろうか。

<10月29日試合結果>白鷗大 87‐68 東京医療保健大




<優勝>白鷗大(2年連続5回目)

<第2位>東京医療保健大


<10月29日試合結果>日体大 72‐68 専修大


<10月29日試合結果>早稲田大 98‐87 拓殖大




<10月29日試合結果>筑波大 72‐64 山梨学院大





第73回関東大学女子バスケットボールリーグ戦 大会結果
優勝 白鷗大(2年連続5回目)
第2位 東京医療保健大
第3位 拓殖大
第4位 筑波大
第5位 早稲田大
第6位 日体大
第7位 専修大
第8位 山梨学院大








<第3位>拓殖大


<第4位>筑波大


<第5位>早稲田大


<第6位>日体大




【個人賞】
<最優秀選手賞>オコンクウォ スーザン アマカ(白鷗大#13 3年)
<敢闘賞>岡本美優(東京医療保健大#77 4年)
<優秀選手賞>三浦舞華(白鷗大#20 4年)
池松美波(東京医療保健大#18 4年)
朝比奈あずさ(筑波大#14 2年)
<MIP賞>小野寺佑奈(日体大#3 4年)
<得点王>藤澤夢叶(山梨学院大#5 2年)合計388点 1試合平均27.7点
<3ポイント王>藤澤夢叶(山梨学院大#5 2年)合計70本 1試合平均5.0本
<リバウンド王>オコンクウォ スーザン アマカ(白鷗大#13 3年)OFF79本+DEF145本=TO224本 1試合平均16本
<アシスト王>樋口鈴乃(白鷗大#74 4年)合計68本 1試合平均4.8本
<監督賞>佐藤智信(白鷗大 部長・監督)


写真/加藤誠夫

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