月刊バスケットボール6月号

NBA

2023.10.26

NBAオールスターゲームの開催形式が変更、東西対決、1Q12分に戻す

選手による競争を求めて旧形式に戻す


現地10月25日(日本時間26日)、NBAは2024年のNBAオールスターゲームの対戦をイースト対ウエスト、1クォーター12分間というかつての形式に戻すと発表した。オールスター選手を決定する投票方法は変更がなく、各カンファレンスから12人の選手が選出される。

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1949年からスタートしたNBA(前身のBAAは1946年〜)は、1951年にオールスターゲームを開始。その第1回開催からイースト対ウエストという形で開催されていたが、2018年より各カンファレンスの得票数トップの選手がキャプテンとなり、選出選手を対象にドラフトして試合をし、最後はターゲットスコアに早く達したチームが勝利する形になっていた。しかし、NBAのアダム・シルバーコミッショナーは今月に入って出演したESPNの番組の中で「オールスターゲームの対戦は、もっと伝統的なものに戻るかもしれない。我々はキャプテンとドラフトという考え方に行き着いたが、歴史的にはイースト対ウエストという構図だった。それを今検討している」と明かしていた。



検討理由としてシルバーコミッショナーが語っていたのが、もっと真剣勝負をすべきという意見だ。「結局は試合だということを少し見失っているような気がする。プレーオフのような激しさは期待していないが、ファンのために競争がある試合を期待している」。
過去6回行っていたシステムは、魅せるプレーが多くなり、オールスター選手が競うシーンを期待するファンにとっては物足らないものになっていたことは否めない。

2024年のNBAオールスターゲームは、ペイサーズのフランチャイズであるインディアナポリスで開催。アメリカ国内ではTNTで全国放送され、海外では200以上の国と地域のファンに50以上の言語で放送予定だと発表している。






文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: NBAオールスター・ゲーム

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