問題児ポーターJr.の元恋人が新証言「彼は拳を振り上げて殴ってはいない」
元WNBA選手のゴンドレジクが証言
現地10月17日、『ニューヨーク・ポスト』紙はケビン・ポーターJr.(サンダー)の元恋人で9月に暴行を受けたとされた元WNBA選手キスレ・ゴンドレジクが「彼は拳を振り上げて殴ったりはしていない」と語ったと伝えた。
【写真】ポーターJr.から暴行を受けた元恋人のスレ・ゴンドレジク
ポーターJr.は9月上旬、ニューヨークのホテルでゴンドレジクに暴行したとして逮捕。検察は首の骨に問題もあると発表したが、のちにこれが先天性のものであるとわかって一部容疑が破棄になった。それでも第2級絞殺と第3級暴行の罪に問われている。暴行を受けて部屋から逃げ、ホテル従業員に血まみれの状態で発見されたと伝えられているゴンドレジクは、「彼は拳を振り上げて殴ったりはしていない。虚偽の情報が流れているの。そこまでのケガもしていない」と発言。そして検察は彼女に事情聴取をすることなくケガを公表したと主張したという。
そのポーターJr.は本日、2027年と2028年のドラフト2巡目指名権と共にサンダーにトレードされた(ロケッツはビクター・オラディポ、ジェレマイア・ロビンソン・アールを獲得)。ESPNによるとサンダーはポーターJr.をすぐに放出する予定だという。ポーターJr.は4歳の時に父親が銃殺されるという悲痛な経験を持っている。それが起因となっているかはわからないが、大学時代から数々の問題行動を起こしており、キャバリアーズ時代には拳銃の不法所持で逮捕もされた過去もある。
ポーターJr.の裁判は現地11月27日に行われる予定。どんな判決が下されるかも注目される。
文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)