月刊バスケットボール6月号

NBA

2023.10.11

渡邊雄太は3P2本成功で9得点、積極的なドライブも披露

プレシーズン2戦目は23分36秒出場


現地10月10日(日本時間11日)、サンズは昨季王者ナゲッツとプレシーズンゲームで対戦。渡邊雄太はベンチから23分36秒出場して3Pシュート2本を成功。9得点、2リバウンド、1アシストをマークした。試合は107-115 で敗れている。

【動画】渡邊雄太とE.ゴードンの連続3Pシュートをチェック



ベンチスタートになった渡邊は1Q残り4分を切ったところでコートに送り出されると左ウイングからいきなり3Pシュート。これはリングに弾かれるものの、ケイタ・ベイツ ジョップがリバウンドを奪い、再度パスが回ってきて同じ箇所から3Pシュートを決める。さらに早い展開からエリック・ゴードンへのアシストを決めたが、前半はこの3点のみとなる。
3Qでは積極的なドライブを披露した。トップでボールを受けてドリブルでペイントエリアまで進むと、ポンプフェイクを入れてスウィッシュ。さらにクォーター終了直前にはまたもドライブからフェイドアウェイ気味にシュートを放つ。こちらは決まらなかったが、ファウルをもらってフリースローで得点につなげた。そして4Qには、左コーナーでパスを受けての3Pシュートを決めて9得点(3P2/5)をマークしている。

7月の取材時、サンズでの役割について渡邊は「昨季ネッツで、最初やっていたような役割をサンズでも求められると思っています。もちろん、プラスαで自分が成長した部分も見せていければと思っています。まずは自分の役割を徹底すること」と成長した部分も見せたいと語っている。昨季、ネッツではケビン・デュラント(現サンズ)からなどオープンの状態でパスを受けて3Pシュートを放つなど主にスポットシューターとして存在感を発揮していた。3Qで見せたようなドライブからの得点というアクセントを入れられるなら、幅広い活躍も披露できるはずだ。



初戦で約30分、今日の試合で約24分とプレータイムを得ている渡邊。昨季3Pシュートは44.4%という成功率を残しており、このレベルでも高い確率で決められることは実証済みだ。渡邊が見せたいと語っていた“プラスα”はどんな形で披露されるのか、プレシーズン・ゲーム残り3試合(現地19日には八村塁のレイカーズと対戦余地)でも注目される。


文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: 渡邊雄太

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