「FIBA U16アジア選手権大会2023」勝負の準決勝でフィリピンに惜敗
カタール・ドーハにて開催中の「FIBA U16アジア選手権大会2023」。男子U16日本代表はイラン、カタール、サウジアラビアに勝利して予選グループBを1位通過で準決勝に進出。来年開催されるFIBA U17ワールドカップの出場権を懸けて、グループD 2位のフィリピンと対戦した。
1Q、立ち上がりは0-7とフィリピンにリードされた日本だが、#5千保銀河や#4髙田将吾の得点で反撃し、16-16と互角の展開で2Qへ。すると#5千保が合わせに飛び込んでアリウープを決めるなど良い流れが生まれ、#14本田蕗以のシュートなどでリードを拡大。前半を終えて35-25と日本が10点リードで折り返す。
しかし3Q、日本は得点が停滞。その間、フィリピンにじわじわ追い上げられ、45-46と逆転されて最終Qに入る。4Q、序盤に#9若野瑛太のドライブですぐさま逆転したものの、フィリピンに再び流れを奪われ、日本は約2分間無得点。#12ベネディクト研一郎らのシュートが決まり、僅差で追い掛ける展開が続く中、追い付けそうなところでターンオーバーが出るなど勢いに乗り切れず、残り3分で5点ビハインドを負う。#8村上敬之丞のドライブや#15白谷柱誠ジャックのブロックショットなど良いプレーが出て、#5千保のシュートで残り1分1点差に迫ったものの、すぐさまフィリピンに決め返されて逆転には至らず。最終的には59-64で敗退となった。
日本は惜しくもベスト4進出はならず、FIBA U17ワールドカップへの出場はかなわなかった。ここからは5-8位順位決定戦に回り、9月23日(土)20:30より5ヨルダンと対戦する。残り2試合、貴重な経験を得たいところだ。
(月刊バスケットボール)