月刊バスケットボール6月号

「FIBA U16アジア選手権大会2023」はイランに逆転勝ちで白星発進!

 9月17日にカタール・ドーハにて開幕した「FIBA U16アジア選手権大会2023」。男子U16日本代表は、最年少で中2の#15白谷柱誠ジャックをはじめ、中学生から早生まれの高校2年生まで全12名で戦いに挑んだ。初戦の相手はイラン。1Q序盤は競り合う展開になるものの、#15白谷のスティールから#4髙田将吾の速攻などで流れをつかみ、#11中村颯斗や#6神原龍太郎の得点なども続いて27-18とリード。しかし2Q序盤で連続7得点を許して追い付かれ、その後は僅差でリードしながら試合が進んだ。41-40とほぼ互角の展開で試合を折り返すと、3Q残り5分を切って逆転を許し、その後はシーソーゲームに。このQの終盤の約3分間、日本は得点がピタリと止まり、イランにやや引き離される。結局このQは8得点に抑えられ、49-55で最終Qに突入した。

 
 4Qに入っても、序盤はなかなかシュートが決まらず、開始4分で8点ビハインド。だが、ここから日本が息を吹き返し、#4髙田のフリースローや#10新郷礼音の速攻、#12ベネディクト研一郎のドライブで2点差に。そして#10新郷がフリースローを2本沈め、残り5分で59-59と試合を降り出しに戻した。そこからは白熱の大接戦となったが、残り1分、#15白谷がオフェンスリバウンドを奪い、ドライブでバスケットカウントを決めて3点リードに。そのまま残り時間も守りきり、65-62で鮮やかな逆転勝利を飾った。


うれしい白星発進となった男子U16日本代表。3Pシュートは全体的に不発(2/25本)だったものの、激しいディフェンスからの速攻を主体に得点を重ね、#4髙田が21得点、#10新郷が13得点。最年少の#15白谷も9得点、6本のオフェンスリバウンドを含む12リバウンド、5スティールと存在感を見せた。続く2戦目は、地元・カタールとの対戦(日本時間23:00)となる。


 

 

(月刊バスケットボール)



PICK UP

RELATED