月刊バスケットボール6月号

FIBAが日本代表のMVPで特筆したのは河村勇輝「驚異的なアシストを残した」【W杯バスケ】

連日の記事で河村のプレーを賞賛したFIBA


FIBA(国際バスケットボール連盟)は9月14日、ワールドカップ2023出場32ヵ国のMVPという記事を発表。日本代表(FIBAランク36位)については、「数字ならばジョシュ・ホーキンソン、カリスマ性なら渡邊雄太、ハートなら河村勇輝」と3人の名前をピックアップ。中でも河村については、「アシストを40分当たりで計算すれば、12.8という驚異的な数字になる」と素晴らしい活躍だったと紹介している。

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8月25日〜9月10日で開催されたFIBAワールドカップ2023は決勝でドイツ(同11位)がセルビア(同6位)を倒して初の世界一に輝いた。日本代表はファーストラウンド2戦目、フィンランド(同24位)に98-88で劇的な逆転勝利。日本開催となった2006年大会(当時の大会名は世界選手権)のパナマ戦(78-61)以来となる勝利を果たしたものの、東京五輪銅メダリストのオーストラリア代表(同3位)に敗れて17位〜32位決定戦へ。そこでベネズエラ(同17位)、カーボベルデ(同64位)を下してパリ五輪出場権を手にした。

今回、FIBAが投稿したのが成績、直接の印象を加味したうえで判断した各チームのMVPという記事。優勝したドイツからは、平均19.1得点、6.1アシストをマークした大会MVPのデニス・シュルーダーを、準優勝セルビアからは平均19.1得点、4.6アシストのボグダン・ボグダノビッチを選出。3位カナダからシェイ・ギルジャス=アレクサンダー、4位アメリカからは22歳、アンソニー・エドワーズなど各チームのMVPを紹介している。



気になる日本代表については、「数字(スタッツ)ならジョシュ・ホーキンソン、カリスマ性なら渡邊雄太、ハートで言えば河村勇輝」と3選手の名前を紹介。特筆したのは河村についてで「13.6得点、7.6アシストのアベレージを残したが、出場時間は平均23.8分でしかない。アシストを40分当たりで計算すれば、12.8という驚異的な数字になる。さらに書くと、勝利した3試合では平均19.3得点、9.3アシストと敗戦した2試合(平均5.0得点、5.0アシスト)を超える数字をマークしている」と称えている。

FIBAの記者は河村のスピーディーなプレーが気に入ったようで、前日に投稿した記事「今大会でブレークした13選手」の中でも河村をピックアップ。「浮き沈みもあったが、五輪出場権奪取に素晴らしいパフォーマンスで貢献した。素早い河村を止めるのは困難で、ディフェンスは何度となく混乱していた」と賞賛していた。

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文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: Akatsuki Japan FIBAバスケットボールワールドカップ2023

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