月刊バスケットボール6月号

NBA

2023.09.12

レブロンがパリ五輪出場に前向き、カリー、デュラントらにも声がけと報道

2008年北京五輪ではドラフト同期のアンソニー、ウェイドと共に金メダルを獲得

パリ五輪に向けてジェームズが5選手に声掛けと報道


レブロン・ジェームズ(レイカーズ)の声がけで豪華アメリカ代表が結成されるかもしれない。現地9月11日(日本時間12日)、シャムズ・シャラニア氏(「ジ・アスレチック」記者)はジェームズが、パリ五輪出場に意欲的でステフィン・カリー(ウォリアーズ)やケビン・デュラント(サンズ)らに一緒に出ようと声をかけたようだとリークした。

【動画】2008年北京五輪アメリカ代表スーパープレー集をチェック



シャラニア氏は、現在38歳のジェームズが来年のオリンピック出場に強い興味を持っており、カリー、デュラント、アンソニー・デイビス(レイカーズ)、ジェイソン・テイタム(セルティックス)、ドレイモンド・グリーン(ウォリアーズ)に一緒にプレーしようと連絡を取ったようだと紹介。またそれら選手たちはパリ五輪がアメリカ代表での最後の出場と捉えているようだと綴っている。

日曜日まで開催されていたワールドカップ2023、FIBAランク2位のアメリカ代表は準々決勝ではイタリアに100-63と大差で勝利したものの、準決勝でドイツ(同11位)に111-113で敗戦。さらに3位決定戦では延長の末にカナダ(同15位)に118-127で敗れて4位となっている。しかし、記事ではジェームズはこの大会以前からオリンピックについて考えていたようだと伝えている。

これまでジェームズはアメリカ代表として2004年アテネ五輪、2006年世界選手権(日本開催)、2008年北京五輪、2012年ロンドン五輪と4度国際大会に出場。この間はアメリカが苦しみ、それを乗り越えた時期でもある。2000年のシドニー五輪で金メダルを奪ったアメリカ代表だったが、2002年に地元インディアナポリスで開催された世界選手権(現ワールドカップ)では6位に。2004年アテネ五輪、2006年の世界選手権では銅メダルになるなど金メダルから遠ざかる。この状況を立て直すべく、立ち上がったのが王座奪還のための通称“リディームチーム”だ。元サンズGMであるジェリー・コランジェロが中心となり、マイク・シャシェフスキー(当時デューク大HC、通称コーチK)をヘッドコーチに据えて、コービー・ブライアント(元レイカーズ)をはじめとするスーパースターたちを説得。結果、2008年の北京五輪では金メダルを奪還し、その後も4大会連続で五輪金メダルとなっている。当時とは状況は異なるものの、ジェームズらへの期待は高まることになりそうだ。



またシャラニア氏は、デビン・ブッカー(サンズ)、ダミアン・リラード(ブレイザーズ)、カイリー・アービング(マーベリックス)、ディアロン・フォックス(キングス)はジェームズから直接声がかかってないが、パリ五輪出場に興味を持っているようだと紹介している。




文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: アメリカ代表

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