月刊バスケットボール5月号

FIBA

2023.09.10

カナダが初の銅メダル、アメリカとの延長に及ぶ大激戦を制す【W杯バスケ】

激しい攻防を制し、カナダが初の銅メダル


9月10日、「FIBAワールドカップ2023」は3位決定戦でアメリカ(FIBAランク2位)とカナダ(同15位)が対戦。カナダが先にリードし、アメリカが巻き返すという流れを繰り返すと111-111でオーバータイムへ。そこで流れを手にしたのはカナダだった。127-118、カナダがワールドカップ初の銅メダルを獲得した。

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2次ラウンド、アメリカはリトアニアに、カナダはブラジルに敗戦を喫したものの、決勝トーナメントに進出。共に準々決勝は勝利を飾ったものの、準決勝でアメリカはドイツに111-113で敗戦。カナダはセルビアに86-95で敗れて3位決定戦に進むことになった。1Q、カナダはディロン・ブルックス、ルゲンツ・ドートの3Pシュート攻勢でまずリードを握る。最大13点差を付けたものの、34-25で2Qへ。しかし、今度はアメリカが反撃。2Q前半はオースティン・リーブス、ジョッシュ・ハートが、同後半はアンソニー・エドワーズがステップアップして残り1分43秒54-52と逆転に成功。カナダはここからブルックスが3Pシュート2本成功(前半3Pシュート5/5)。58-56でハーフタイムを迎えた。

アメリカはロスター12人全員がNBA所属、カナダも7人がNBA選手。3Qはリーグで見られるようなアップテンポなシュートの打ち合いに。その中でリードを握ったのはカナダだった。エースのシェイ・ギルジャス・アレクサンダー、RJ.バレットがゴールにアタックして得点を重ね、ブルックス、ニッケル・アレクサンダー=ウォーカー、ケリー・オリニクが3Pシュートを決め、91-82で3Qを終えた。



#2シェイ・ギルジャス・アレクサンダー


そして4Q残り8分強、アメリカがディフェンス・レベルをアップ。ミスを引き出すとタイリース・ハリバートンが2本の3Pシュートを成功。さらに残り6分23秒、エドワーズのジャンパーで96-94と逆転に成功する。その後、アメリカはミカル・ブリッジズが、カナダはブルックス、ギルジャス・アレクサンダーが得点。カナダの111-107で試合終了間際へ。アメリカは残り4.2秒、ブリッジズがフリースローのチャンスを掴んで1本成功し108-111に。2本目をわざと外すと、ブリッジズ自らリバウンドを奪取。すぐさま右コーナーから3Pシュートを決めて111-111と追いつく。残り0.6秒、カナダはハーフコートからオリニクの3Pシュートを選択したが決まらず。オーバータイムへ。





オーバータイム、まず流れを掴んだのはカナダ。ギルジャス・アレクサンダーはまず2Pシュートを決めると、トップからこの試合初の3Pシュート、フリースローも決めて6点差とする。追いかけるアメリカはハート、リーブス、エドワーズとフリースローで得点するが、ターンオーバーも続いて差が詰まらない。カナダの121-115で残り1分を切ると残り44秒、バレットがトップから大きな3Pシュートを決めて9点差に。アメリカは最後、ファウルゲームを展開したが、カナダが127-118で勝利。ワールドカップ初の銅メダルを獲得した。





カナダはブルックスが両チームトップの39得点をマーク(3Pシュートは7/8)。ギルジャス・アレクサンダーは31得点12リバウンド、バレットが23得点、オリニク、ドートが11得点をマーク。アメリカはエドワーズが24得点、リーブスが23得点、ブリッジズが19得点を記録した。



文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

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