月刊バスケットボール6月号

日本代表ホーバスHCがチームに労いの言葉「みんなの顔が最高だし大好き」【W杯バスケ】

パリ五輪に向けて「レベルアップしないと勝てないと思う」


9月2日、「FIBAワールドカップ2023」AKATSUKI JAPAN日本代表(FIBAランク36位)は、17位〜32位決定戦でグループF3位のカーボベルデ(同64位)に80-71で逃げ切り、48年ぶりとなる自力でのパリ五輪出場権奪取を決め、3勝2敗と初めて勝ち越して大会を終えた。試合後の記者会見で、トム・ホーバスHCはチームについて「準備は大変で長い間毎日いろいろやってきたけど、最後、大きな試合に勝った。みんなの顔が最高だし大好き」と語った。

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試合開始から好ディフェンスを見せた日本は前半、3Pシュートを含めて河村勇輝(15得点)が4本、富永啓生(16得点)が6本のシュートすべてを決めて33-17と初めてリードして折返し。3Q、3Pシュート攻勢を見せて73-55で終えたものの、4Q、カーボベルデはフィジカルなプレーに出て日本は終盤までシュートが決まらない苦しい状態に。3点差まで迫られたものの、ジョシュ・ホーキンソンの3Pプレーも飛び出して80-71で逃げ切り、悲願のオリンピック出場権奪取を決めた。

ワールドカップを5勝3敗で終え、見事オリンピック出場権を手にしたチームについて、ホーバスHCは「オリンピックでの(女子代表の)銀メダルもそうですが、私がコーチングで一番好きなのはこういうゲームに勝ってとって目標を達成してみんなの顔を見ること。最高です。準備は大変で長い間毎日いろいろやってきたけど、最後、大きな試合に勝った。みんなの顔が最高だし大好き。このチームの雰囲気はいいし、みんな仲いいです。同じ目標を決めて、コミットメントして、自分のためではなく、みんながチームためにいい仕事をしました」と選手たちの頑張りを労った。

また来年のパリ五輪に向けて「僕は昨日より今日もっといいバスケをやりたい。明日はもっといいバスケをやりたい。来年に向けてスタンダード(基準)を作りました。でも、このスタンダードでは足らない。レベルアップしないと勝てないと思う。1年あるけど、どのくらい練習できるかわからない。選手たちはすごい自信が上がりました。多分、見ている選手たち、呼んだけど(今大会では)入らなかった選手も気持ちは強いです。これからもっとコンペティション(競争が)上がると思います」とオリンピックで勝つためにさらなる強化を図りたいとした。


そのためにも、ということで訴えたのがBリーグ所属選手たちの出場だ。「いろいろチームが作り方いろいろあるけど、日本の選手をもうちょっと考えてほしい」と吉井裕鷹や川真田紘也の名前をあげて、チームではそのポジションの外国人は取ってほしくない、プレータイムを与えてほしいと語った。

Bリーグ(B1)の2023-24シーズンは10月5日に開幕する。



■FIBAワールドカップ2023日本代表試合結果予定
ファーストラウンド・グループE
・8月25日(金)日本☓63-81◯ドイツ[11位](21:10ティップオフ)
・8月27日(日)日本◯98-88☓フィンランド[24位](21:10ティップオフ)
・8月29日(火)日本☓89-109◯オーストラリア[3位](20:10ティップオフ)
※日本1勝2敗:グループE3位
[17‐32 位順位決定リーグ]
・8月31日(木)日本◯86-77☓ベネズエラ[17位](20:10ティップオフ)
・9月2日 (土)日本◯80-71☓カーボベルデ[64位](20:10ティップオフ)
※日本3勝2敗:グループO1位
※順位はFIBAランク


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写真:石塚康隆(月刊バスケットボール)

タグ: Akatsuki Japan

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