月刊バスケットボール1月号

日本代表ベネズエラ戦後会見Q&A 渡邊雄太「ディフェンスでは河村が、オフェンスではマコが引っ張ってくれました」【W杯バスケ】

オリンピック出場権獲得に向けて大きな1勝


8月31日、「FIBAワールドカップ2023」17位〜32位決定戦で、グループF4位のベネズエラ(同17位)に86-77で逆転勝利したAKATSUKI JAPAN日本代表(FIBAランク36位)。記者会見で渡邊雄太は試合を振り返って「ディフェンスでは河村が、オフェンスではマコが引っ張ってくれました」と比江島慎、河村を特に称えた。

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勝利をしたものの、苦しい試合だった。 1Qから日本はリードを許すとハーフタイムで36-41、3Q中盤には最大15点リードを許して51-62で終了。しかし、4Q残り7分半を切ったところから、日本が流れを変える。比江島慎が3Pシュート4本に、3Pプレーもマークするなど17得点の活躍。その流れに河村勇輝、馬場雄大らも乗っかって劇的な逆転勝利を果たした。

会見の冒頭、渡邊は「正直にいうと、ここにいるべきはマコ(比江島)です。オーストラリアでプレーしていたし、英語を話せるはず(=英語の質問にも対応できるはず)なんだけど。なぜ私がいるのかわかりません(笑)」と比江島をイジると「僕は本当に彼を止められる選手は世界でもなかなかいないとずっと言い続けてきました。正直、Bリーグでのスタッツも僕は全然納得していなくて、もっとやってほしいです(笑)」とそのパフォーマンスは海外のリーグでも十分通じるものし、Bリーグでももっといい数字を出せるはずだと称えた。






その渡邊がオフェンスを引っ張った比江島と並べて名前をあげたのが河村である。
「今日、あの流れを作ったのは間違いなく河村で、まず相手のPGにむちゃくちゃプレッシャーをかけてくれた」「彼が筆頭でやってくれたのが大きいです」とベネズエラのゲームメイクを狂わせたとその働きを称えた。河村についてはトム・ホーバスHCも「ワールドカップに入る前に彼の力が大きいかなと思っていたんです」とコメント。3Pシュートが入るようになってMVPを獲得。もちろんディフェンスは一級品と称えると「やっぱり気持ちが強いです。間違いないです。自信も本当にあります。若くて多分シュルーダー(ドイツ)くらいの早さかなと思うんですけど、あれくらいの早さ、ペースを作れるんだったら大きい」と今大会カギを握るかもしれないとにらんでいたと語っている。

状況によっては昨日オリンピック出場権を得られた日本だったが、中国、レバノンが勝利となってお預けに。次戦に勝利となれば確実なだけに連勝し、勝ち越して大会を終えたいところである。

Q&Aは次ページに続く

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写真:石塚康隆(月刊バスケットボール)

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