豪州に全力プレーを披露も敗戦

8月29日、「FIBAワールドカップ2023」1次ラウンド・グループE最終戦のAKATSUKI JAPAN日本代表(FIBAランク36位)は、オーストラリア代表(同3位)戦と対戦。大差を付けられた中、気迫のプレーで巻き返しを図ったものの、89-109で敗戦。日本はグループ3位となり、パリ五輪出場権をかけて17位〜32位決定戦のグループOへ。8月31日にグループF4位チームと対戦する(試合時間未発表)。

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1次ラウンド初戦のドイツ(同11位)戦は63-81で敗戦。しかし、続くフィンランド戦では最大18点差を付けられたところからビッグプレーを連発してみせて98-88で勝利した日本。最終戦では、同じく１勝1敗で並ぶ東京五輪銅メダリストで9人のNBA選手を揃えてきたオーストラリアと2次ラウンドを賭けて対戦した。

日本のスターターは#5河村勇輝、#6比江島慎、#18馬場雄大、#12渡邊雄太、#24ジョシュ・ホーキンソン。先取点はオーストラリア。#3ジョッシュ・ギディー、#26デュオプ・リースにシュートを決められるが、日本は#6比江島がドライブからフローターを決めてチーム初得点。#24ホーキンソンが連続得点、3Pシュートと活躍すると#12渡邊も3Pプレーを決めるが、残り4分で12-18となる。
ここでベンチから出場となった#2富樫勇樹が3Pシュートを成功。会場が盛り上げたが終盤、日本のシュートは決まらず。ゴール下での得点を許したこともあって10点差まで開いたが、日本はラストショットで#30富永啓生がフローターを決めて17-25で1Qを終えた。

2Q、日本は不運なコールにも見舞われるが、しっかりプレッシャーをかけて簡単に得点させない。2Q初得点は#12渡邊。フリースローを2本きっちり決めると、バックコートから#5河村がパスを出して#24ホーキンソンが得点。いいシーンが続いたが、点差は詰まらず。残り6分53秒で日本はタイムアウトを取るとトム・ホーバスHCからゲキが飛ぶ。しかし、焦りからかミスが重なってしまう。苦しい時間の中、#12渡邊がレイアップ、3Pシュートで得点。その後、#24ホーキンソン、#2富樫、#30富永がシュートを決めたものの、連続3Pシュートなど高確率で得点を奪われたこともあって35-57と大差を付けられてしまう。


3Q、ファーストオフェンスで#24ホーキンソンが3Pプレーを成功。良いスタートを切る。日本はさらに#18馬場がドライブを決めると、#24ホーキンソンのダンクを演出。#5河村が3Pシュートでこの試合初得点を奪う。しかし、オーストラリアの攻撃をスローダウンさせられず。残り3分で56-83と27点差。その後、日本は#2富樫、#12渡邊の3Pシュート、#24ホーキンソンの連続得点で70-87として3Qを終えた(3Qは日本の35-30)。

追い上げムードで迎えた4Q、日本は#24ホーキンソン、#12渡邊、#30富永の得点。残り6分46秒で76-93と17点差をキープするが、徐々に時間がなくなっていく。ここで日本は#12渡邊、#2富樫の3Pシュートを成功。さらに#24ホーキンソンのインサイドで決め、残り4分を切ったところで84-97にする。しかし、オーストラリアの集中力は途切れない。#3ギディー、#5パティ・ミルズらに得点を許してしまう。残り1分46秒、#12渡邊がファウルアウトとなって万事休す。最後まで必死のプレーを展開したものの及ばなかった(後半は日本の54-52だった)。

日本は#24ホーキンソンがチームトップの31得点(7リバウンド)。#12渡邊は24得点、#2富樫が14得点をマーク。#30富永は8得点を奪ったものの、相手に警戒されていた3Pシュートは0/10。チーム全体としては、3Pシュート成功率は30％(33本中10本成功)だった。オーストラリアは2Pシュート成功率が63%(36/57)と高い確率をマークしている。

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■FIBAワールドカップ2023
ファーストラウンド・グループE日本代表試合予定
・8月25日(金)日本63-81ドイツ[11位](21:10ティップオフ)
・8月27日(日)日本98-88フィンランド[24位](21:10ティップオフ)
・8月29日(火)日本vs.オーストラリア[3位](20:10ティップオフ)
※順位はFIBAランク