月刊バスケットボール6月号

中学(U15)

2023.08.24

[全中2023] 倉敷市立南が決勝進出、仙台市立五橋の攻撃を抑える

#34廣田翼はゴール下で躍動

倉敷市立南が決勝進出!


8月24日、「第53回全国中学校バスケットボール大会」大会最終日男子準決勝で大会初出場の仙台市立五橋(宮城)と倉敷市立南(岡山)が対戦。倉敷市立南は好守からチャンスを掴んでリードを作ると仙台市立五橋の追い上げを断ち切り、58-48で勝利して決勝進出を果たした。

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倉敷市立南(倉敷南)は#33金田輝のミドルジャンパーで先取点。さらに#30石川大雅がターンアラウンド・シュートを決めると、バックコートからミスを引き出すなどいいスタートを切って6-0とする。五橋は#7杉本蒼太がドライブから3Pプレーを決めてチーム初得点。#5小川颯翔も3Pシュートで続いて同点に。しかし倉敷南は激しいディフェンスで五橋にプレッシャーをかけつづける。188cm#34廣田翼がオフェンス・リバウンドで頑張ったこともあり、#15山本敬介、#30石川、#34廣田、#23山根凛と追加点。五橋は#6大友雄汰が好守を見せると#7杉本の3Pシュート、#4我妻一樹の得点で点差を詰めたが、倉敷市立南が18-11とまずリードを作った。



好ディフェンスから倉敷市立南がリードを作った

2Q、追いかける五橋はロングパスを使い、早い展開で倉敷南のプレッシャーをいなして#10工藤寛也、#7杉本、#5小川の得点につなげて点差を詰められないまでもリードを広げさせない。クォーター終盤、倉敷南は激しいガードを見せていた#15山本が3ファウルでベンチに下がると、五橋が流れを掴みかけたが決めきれず。倉敷南は#30石川が最後に連続得点をあげて34-23としてハーフタイムを迎えた。

3Q、集中を続ける倉敷南は点差を広げる。一時は20点差というところまでいったが、決勝トーナメント2試合を1点差勝利で勝ち上がってきた五橋は気迫にあふれるプレーを披露。#8小野寺大輔の得点をきっかけに#5小川が3Pシュートと3Pプレー、さらに#7杉本もタフショットを決めるなど好オフェンスを展開。倉敷南の49-37と12点差まで縮めて3Qを終えた。

好ムードの五橋だったが、4Q序盤はシュートがリングに弾かれてしまう。それでも残り6分、#5小川の3Pシュートで再び勢いを付けようとすると、倉敷南のプレッシャーも徐々に弱まる中、残り4分を切ってから流れを掴んで#7杉本、#5小川が連続得点。#4我妻の3Pシュートで残り2分を揃ったところで47-58と11点差まで迫る。最後までアタックを続けたもののタイムアップとなり、倉敷南がリードを保って決勝進出を決めた。

12時50分から開始予定の決勝では京都精華学園(京都)を70-48で下した四日市メリノール学院(三重)を対戦する。



初出場の仙台市立五橋、ベスト4と好成績を残した


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写真:中村麻衣子/月刊バスケットボール

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