月刊バスケットボール6月号

FIBAがW杯番狂わせ候補に日本対ドイツをセレクト「注意すべき試合だ!」

日本がドイツに勝つ可能性ありと紹介


8月25日から開幕するFIBAワールドカップ2023を前に、FIBAは過去の大会で起きた番狂わせを紹介。そして今年の番狂わせ候補の一つとして、日本(FIBAランク36位)対ドイツ(同11位)をチョイスして「ドイツは注意すべきだ」と綴った。

【表】男子日本代表チーム FIBAワールドカップ 2023 直前合宿参加メンバー

2006年大会以来となる地元でのFIBAワールドカップ2023開幕を迎える日本。沖縄アリーナで開催となるグループEに入り、8月25日にドイツと、同27日にフィンランド(同24位)と、同29日にオーストラリア(同3位)と対戦する。FIBAは記事の中で2002年のアメリカ・インディアナポリス大会以降で考えると1次ラウンドでは番狂わせが少なくとも1試合は起きていると紹介。2002年大会にニュージーランドがロシアを倒した試合、2006年大会でセネガルがセルビア・モンテネグロを下した試合を例にあげると、今大会で番狂わせが起こる可能性がある試合の一つとして日本対ドイツをセレクトした。

FIBAは「大会開幕日にFIBAランク36位の日本が沖縄で同11位のドイツを迎え撃つ。日本は劣勢に立たされるだろう。しかし、スピードあるプレー、そして3Pシュートを武器に試合をヒートアップさせて、観客を沸かせることができれば可能性がある。ドイツは注意すべきだ」と紹介している。
そのほかアップセットリストとしては8月25日のラトビア対レバノン(レバノン勝利の可能性)、同26日の南スーダン対プエルトリコ(南スーダン勝利の可能性)、8月29日のフィリピン対イタリア(フィリピン勝利の可能性)、同30日のギリシャ対ニュージーランド(ニュージーランド勝利の可能性)も紹介している。

ヨーロッパ大陸予選グループJ1位通過でワールドカップ出場を決めたドイツは東京2020オリンピックでは、1992年バルセロナ大会以来となる決勝トーナメント進出を果たして8位に。その後、ゴーディー・ハーバートがヘッドコーチに就任。ワールドカップ予選の間に行われたFIBAユーロバスケット2022で2005年大会以来となる銅メダルを獲得した。デニス・シュルーダー(レイカーズ)、フランツ&モリッツのバグナー兄弟(共にマジック)、ダニエル・タイス(ペイサーズ)とNBA4選手も出場予定となっており、優勝候補の一角と言われる戦力を有している。

日本代表のトム・ホーバスHCは6月、代表候補選手発表のタイミングで、「初戦が大事」とドイツ戦を重視して進めていくと語っている。粘り強いディフェンスで相手を削り、スピードを生かし、3Pシュートをからめていく。地の利を生かし、日本のバスケでぜひとも勝利を期待したい。日本代表は本日19時より、群馬・オープンハウスアリーナ太田で開催の男子日本代表国際強化試合2023太田大会に臨み、ニュージーランド(同26位)と対戦する。一昨日の対戦ではディフェンスから流れを掴み、武器とする3Pシュートも決まって79-72で勝利。連勝となるか、注目である。

「男子日本代表国際強化試合2023太田大会」

会場:オープンハウスアリーナ太田(群馬県太田市飯塚町1059)
(1)8月2日(水)◯79-72ニュージーランド代表(26位)19:00ティップオフ
(2)8月4日(金)vs.ニュージーランド代表 (26位)19:00ティップオフ
放送・配信:バスケットLIVEでライブ配信(見逃し配信あり)




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文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

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