月刊バスケットボール1月号

京都精華学園が日本一、桜花学園の攻撃を抑えきって連覇達成【北海道インターハイ2023】

写真/堀内涼(月刊バスケットボール)

京都精華学園が2年連続2度目の優勝


7月30日、北海道インターハイ2023女子決勝で東海女王・桜花学園(愛知県)と昨年2冠の京都精華学園(京都府)が対戦。スタートダッシュを決めた京都精華学園は、その後もディフェンスを軸に得点を重ね、88-65で勝利。2年連続2度目の優勝を果たした。


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昨年は3回戦で対戦。接戦となったが65-63で京都精華学園が勝利してそのまま優勝。2021年大会では準決勝で桜花学園が66-63で勝利。京都精華学園は#4堀内桜花、#5八木悠香、#15ディマロ・ジェシカなど優勝の味を知るメンバーが多く残っていることが強み。勝負どころでギアを上げるなど、試合巧者らしい戦い方で今大会を勝ち上がってきている。一方2年ぶりの優勝を目指す桜花学園も、#4田中こころ、#5黒川心音、#8福王伶奈をはじめポテンシャルは高い。

京都精華学園は#5八木からのパスを受けた#15ジェシカが先取点。続けて好守を見せると#11橋本芽依が3Pシュートと良い形が出る。桜花学園はスティールから#9阿部心愛が速攻を決めてチーム初得点を奪うが、#15ジェシカを守るためディフェンスがインサイド寄りに。京都精華学園は3Pシュートを放っていくと#4堀内が決め、#15ジェシカがリバウンドから得点して残り6分弱で10-2とスタートダッシュに成功した。



桜花学園#5黒川 心音


ここで桜花学園は192cmの#8福王、#7東小姫を投入。すると#5黒川が2本、#4田中が1本と3Pシュートを立て続けに決める。さらに#4田中はドライブし、#8福王に合わせて得点。良い形が出るが、京都精華学園も3Pシュートを決め返してリードを保つ。終盤、桜花学園#4田中がさらに3Pシュートを決めたが、京都精華学園が25-18で1Qを終えた。

インサイドに入っていけず。距離のあるシュートを強いられる桜花学園。2Q開始5分で得点は、ペイント内で決めた#15白石弥桜のみに。その間、京都精華学園は#5八木、#15ジェシカ、#4堀内の得点で35-20とリードを広げる。好守が出てきた桜花学園は、#9阿部がスピードを生かして得点。しかし、インサイドを封じられてあとが続かず。京都精華学園が40-24とリードを広げてハーフタイムを迎えた。前半、京都精華学園はリバウンドで29本と相手より13本多く奪っている (#15ジェシカは7リバウンド)。



京都精華学園#5八木 悠香


後半開始早々、桜花学園は#12深津、#8福王とインサイドで連続得点。#4田中も連続して決めるが、京都精華学園は#11橋本、#15ジェシカと得点を重ねて50-32とリードを広げる。残り6分、京都精華学園#5八木は3ファウルとなってしばしベンチへ。桜花学園としてはチャンスだったが、好守にあって差を詰められない。京都精華学園の62-42で3Qを終えた。

4Q、桜花学園はバックコートからプレッシャーをかけて得点を防ぐと、#15白石のフリースロー、#4田中のフローターと連続得点して50-63と点差を詰める。京都精華学園はこの時間、191cm#18ユサフ ボランレがリバウンドで活躍。すると#4堀内が連続してドライブからレイアップを決めて71-53と再びリードを広げる。

残り5分を切ってか桜花学園は#4田中、#11金澤杏と3Pシュートを放つがリングに弾かれてしまう。残り3分40秒、京都精華学園は#5八木のフリースローで76-55と21点差に。逆転の可能性を信じて、最後までしっかりオフェンスを組み立てていく桜花学園。#7東小姫のフリースローを決めると#4田中が3Pシュート、#5黒川が速攻を決める。しかし、京都精華学園は#5八木、#12桃井優がファウルをもらって着実に得点。リードを保って連覇を果たした。

京都精華学園は#15ジェシカ、#5八木が20共に得点、#4堀内が18得点、#12桃井が12得点と4人が2桁得点。桜花学園は#4田中が両チームトップの25得点。#5黒川が15得点、#8福王が11得点をマーク。チームスタッツを見ると京都精華学園がリバウンドで57-34とリードした(#15ジェシカは18リバウンド)。



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写真/堀内涼(月刊バスケットボール)

タグ: 北海道インターハイ2023

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