月刊バスケットボール6月号

大激戦を制したのは女王・京都精華学園、延長の末に岐阜女を退ける【北海道インターハイ2023】

ジェシカが37得点、18リバウンドと大活躍


7月26日、北海道インターハイ2023女子2回戦で昨年夏冬2冠の京都精華学園(京都府)とウインターカップ3位の岐阜女(岐阜県)が対戦。試合開始から最後まで一瞬たりとも気を抜けない大熱戦はオーバータイムに突入。京都精華学園が勝負どころで強さを発揮して83-72で勝利し、連覇に向けて次ラウンドに駒を進めた。明日の3回戦では大阪桐蔭(大阪府[2])と対戦する。


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共に昨年度からの主力が多く残っていることもあって、注目された両チームの対戦。その見立てどおり、試合開始から緊迫感ある中で進んでいく。先に主導権を握ったのは京都精華学園。岐阜女は僅差で追いかけていく展開となるがクォーター終盤に追いつく。しかし15-15で迎えた1Q終了間際、#5八木悠香のフリースロー、#15ディマロ ジェシカがリバウンドから決めて京都精華学園が18-15として1Qを終えた。

2Q開始直後、京都精華学園は#15ジェシカがインサイドで得点して6点差に。しかし、岐阜女は、エース#4絈野夏海がジャンパー、3Pシュートと欲しいところで得点し、簡単にリードを許さない。#4絈野は残り4分10秒にもトップから3Pシュートを決めて26-26とする。クォーター終盤、岐阜女は#4絈野のドライブに合わせてカットした#7平山真穂がレイアップ。さらに#12榎本麻那、#4絈野が3Pシュートを決め、36-32でハーフタイムを迎えた。


写真/石塚康隆(月刊バスケットボール)

岐阜女#4絈野 夏海



3Qクォーター初得点は京都精華学園。残り7分半、#15ジェシカのパスを受けて#5八木が決める。しかし直後に2点を取り返した岐阜女は流れを掴む。3Pシュート、#8ジェフ ハディジャトゥのフリースロー、#14世森びわのドライブと連続得点。42-34とする。


もちろん京都精華学園も譲らない。#5八木の連続得点などで1点差とすると。#15ジェシカの3Pプレーで46-44と逆転。得点が止まっていた岐阜女は#12榎本のシュートで同点とするが、残り1分から京都精華学園#15ジェシカがまたも連続得点。50-46として3Qを終えた。

勝負の4Q、京都精華学園は#10林咲良の3Pシュート、#15ジェシカの得点で55-46とする。続いては岐阜女のターンに。重圧の中で#14世森、#4絈野が3Pシュートを決めるなどで残り4分強で1点差に。その後も取られたら取り返すという展開を繰り返す。京都精華学園の65-64で迎えた残り8.6秒、#15ジェシカがフリースローを得るが2本とも失敗。リバウンドを奪った岐阜女は、すぐさま速攻へ。#4絈野に渡すと残り2.0秒、フリースローを得る。2本決めれば勝利濃厚というチャンスだったが、1本のみ成功となり、65-65でオーバータイムへ。


写真/石塚康隆(月刊バスケットボール)

岐阜女#14世森 びわ



その延長の舞台で京都精華学園が強さを見せる。まず#4堀内がトップから3Pシュートを決めると#15ジェシカがインサイドで着実に得点。岐阜女は#6柴田緑のシュート、#12榎本のフリースローなどで2点差としたが追い上げもここまで。80-73で勝利した京都精華学園は明日の3回戦で大阪桐蔭(大阪府[2])と対戦する。

スタッフを見ると京都精華学園は#15ジェシカが両チームトップの37得点(18リバウンド)。さらに#5八木が19得点、10リバウンド、#4堀内が12得点、17リバウンドと3人がダブルダブルを記録。岐阜女は#4絈野が3Pシュート7本を決めてチーム最高の32得点をマークしている。


写真/堀内涼(月刊バスケットボール)
京都精華学園#4堀内 桜花



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写真/石塚康隆、堀内涼(月刊バスケットボール)

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