月刊バスケットボール6月号

ジェラマイアが37得点、29リバウンド、8ブロック! 日本航空が熱戦を制して16強入り【北海道インターハイ2023】

日本航空ジェラマイアが37得点、29リバウンド、8ブロック!

日本航空ジェラマイヤが37得点、29リバウンド、8ブロック!


7月26日、北海道インターハイ2023大会2日目男子2回戦で関東大会王者の日本航空(山梨県)と昨年のウインターカップ8強の東海大付諏訪(長野県)が対戦。終始拮抗した展開となったが、#23オルワペルミ・ジェラマイアのインサイドを支配した日本航空が75-69で勝利。ベスト16進出を決めた。



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試合序盤から両チーム共にオフェンスが好調。東海大付諏訪はキャプテン#17寺坂優羽の3Pシュートで先制すると#77板倉伶弥のレイアップなど、3Pシュート、ショートレンジとディフェンスのズレを生かして得点していく。一方、日本航空は#1藤野仁喜のロング2Pでチーム初得点。#23オルワペルミ・ジェラマイアのリバウンド、ブロックから早い展開で持ち込んで#9福岡恭輔らが得点。#23ジェラマイアは速攻からボースハンド・ダンクも決める。
1ポゼッション差で進んだ1Qだったが、東海大付諏訪は残り1分を切ってから、#30佐々木颯太がリバウンドから、#7綱島佑太朗がターンオーバーから速攻を決めて22-19として1Qを終えた。



東海大付諏訪#⑰寺坂 優羽


2Q序盤、東海大付諏訪のテンポが遅くなる。3Pシュートは入らず、インサイドでは日本航空#23ジェラマイアにことごとくブロックされる状況に。その中で、#30大道一歩、#1藤野仁喜の得点で追いつく。流れの悪かった東海大付諏訪は#7綱島が得点。フローターでブロックを交わして得点すると3Pシュートもねじ込んで日本航空にリードを広げさせない。

東海大付諏訪はその後も、果敢にゴールにアタックするが、#23ジェラマイアがゴール前に立ちはだかり、効率よく得点できない。日本航空は3Pシュートに加えて#23ジェラマイアのインサイドで追加点。41-34でハーフタイムを迎えた。

3Q、開始からロングシュートが冴えた日本航空は残り8分弱に48-36とリードを2桁に広げる。その後17点差まで広げられると東海大付諏訪はタイムアウト。すると#16高田航太郎の2本の3Pシュートなどで連続得点。45-53とする。日本航空は残り3分前後にかけて#23ジェラマイアが連続して3Pプレーを決めて再び2桁差に。しかし3Q終了間際、東海大付諏訪は#1渡邊などの得点で差を詰めると、#77板倉がブザービーター3P! 日本航空の61-58として3Qを終えた。



東海大付諏訪#77板倉 伶弥


4Q序盤、日本航空は相手ゾーン・ディフェンスに苦しむものの、高さで勝る#23ジェラマイアに託して得点。残り7分で65-60とリードを保つ。相手ディフェンスが整わない間に攻めたい東海大付諏訪だが、日本航空もバックコートからチェックしていって早い展開を作らせない。

残り5分を切ったところから、東海大付諏訪は#77板倉のフリースローで4点差とすると、#21太田凌雅がリバウンドから落ち着いて決め、残り3分半で65-67とする。プレッシャーのかかる日本航空だが、#23ジェラマイアがピンチを救うことになる。フリースローで得点、リバウンドから得点、さらに#30大道へのアシストと詰められるたびに得点につなげてリードを広げる。東海大付諏訪は最後まで粘ったが、日本航空が熱戦をものにした。

スタッツを見ると日本航空#23ジェラマイアはなんと37得点、29リバウンド、8ブロック。さらに司令塔の#30大道が14得点、#1藤野が11得点をマーク。東海大付諏訪は#16高田の12得点、#21太田、#77板倉が10得点。日本航空はターンオーバーでは15本と相手より5本多かったものの、#23ジェラマイアの活躍もあってリバウンドでは45-39とリードした。



日本航空#30大道一歩


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写真/中村麻衣子(月刊バスケットボール)

タグ: 北海道インターハイ2023

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