月刊バスケットボール6月号

大阪学院大が競り合いを制す、昨年8強の北陸は無念の敗退【北海道インターハイ2023】

写真/村山純一(月刊バスケットボール)

4Q流れを掴んだ大阪学院大が競り勝つ


7月25日、北海道インターハイ2023大会初日男子1回戦で6年ぶりの全国大会となる大阪学院大(大阪府[2])と前回大会8強の北陸(福井県)が対戦。試合開始から競り合いが続いた試合を制したのは大阪学院大。4Q序盤にリードを作ると75-67で逃げ切って2回戦進出を決めた。



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先取点は大阪学院大。#6太田凜がドライブからゴール下を通過すると、リバースレイアップの形でフローターという難しいシュートを決める。初得点が遠かった北陸は、スティールから#11ムトンボ カベヤ エノックが得点。その後、北陸は#11エノック、#14阪井翔、#13末継惇也らが得点、大阪学院大は#6太田、#4槌田要太らがシュートを決めるなど一進一退の攻防が続き、北陸の14-12で1Qを終える。



北陸#11ムトンボ カベヤ エノック


パス回し、ドライブからズレを作って攻める大阪学院大に対して、ボールをプッシュして攻める北陸。大阪学院大は#15舟谷陽人、#8高口絢太らが得点し、北陸は#13平澤友真、#11エノックが決め、2Qに入っても僅差での競り合いが続く。北陸は残り約5分、キャプテンの#4木下遥陽が左ショートコーナーでジャンパーを沈めて24-20とするが、大阪学院大はすぐに3Pシュートを決め返す。

クォーター終盤、大阪学院大#6太田はターンオーバーからの速攻を成功。さらに右ウイングからのドライブでレイアップを決めると、#8高口もフリースローで追加点。4点差とすると、バックコートからプレッシャーをかけてターンオーバーを引き出して#7中島暖登がイージーレイアップ。30-24とする。ここでタイムアウトを取った北陸は#7和田拓磨らの得点で点差を詰めたが、大阪学院大の32-28でハーフタイムを迎えた。



大阪学院大#7中島 暖登


3Qに入っても激しい攻防が続く両者。その中で大阪学院大は#6太田、#8高口がインサイドで得点して残り4分47秒で44-37とする。しかし、今度は北陸の流れに。#4木下のシュートをきっかけにターンオーバーから得点して2点差まで迫る。僅差でクォーター終盤を迎えると大阪学院大は#4槌田は右コーナーから3Pシュートを成功。52-48として3Qを終えた。

勝負の4Q、大阪学院大は#5道澤晴がリバウンドから、#6太田が早い展開から連続得点。56-48とする。これ以上離されたくない北陸だが、リバウンドを奪われるシーンが増えてくる。残り6分50秒、ここでキャプテンの#4木下がゴールの密集地帯にアタックし、3Pプレーを成功。なんとかきっかけをつかもうとするが、セカンドチャンスが作れない。

残り6分強、大阪学院大は# 4槌田が3Pシュート。63-53と初めて2桁リードを握る。ここでタイムアウトを取った北陸。再度集中力を高めると#5松岡、#11エノックがそのリバウンドから得点。さらに#12清水隆之介が3Pシュートを決めて4点差まで迫る。しかし大阪学院大は追われるプレッシャーの中で#5道澤が得点源に。残り3分で70-60と再び10点差にする。

まずは点差を詰めたい北陸は、バックコートからプレッシャーをかけていくと#7和田のミドルジャンパー、#5松岡のフリースロー、#4木下の3Pシュートで得点。6点差まで詰めたものの、フリースローで着実に得点していった大阪学院大が逃げ切った。

スタッツを見ると大阪学院大はエース#太田が23得点、13リバウンドと活躍。さらに#4槌田(12点)、#5道澤(12点)、#8高口(13点)とスターター中4人が2桁得点。 さらにベンチから出場の#7中島も13得点をマーク。一方、北陸は#11エノックが16得点、24リバウンドと奮闘したものの、2桁得点は1人だけとなった。

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写真/村山純一(月刊バスケットボール)

タグ: 北海道インターハイ2023

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